PFU「ScanSnap Cloud」サービス記者発表会を開催
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
PFUが「ScanSnap Cloud」のサービス開始に合わせて、記者発表会を行いました。
ScanSnap Cloud のサービスについては概要レポートの通りですが、記者発表会においては対応する他社クラウドサービスが発表されました。
この発表によると本日のサービスインと共に利用可能になったのは、会計関連では「Dr.Wallet」「freee」「STREAMED」、名刺関連では「Eight」、書類関連では「Dropbox」「Evernote」「Google ドライブ」「Microsoft OneDrive」、写真関連では「Google フォト」の9サービス。
この他に「MFクラウド会計」サービスが2015年12月上旬に対応を、「弥生会計」が2016年に対応をする他、「A-SaaS」「Moneytree」「MerryBiz」などのサービスが将来に対応することを表明しています。
これらの対応サービスの代表が述べたのが「ScanSnap Cloud を用いることで、サービスが紙にアプローチできる事の重要さ」。クラウドサービス各社は手書きなどの資料でもデジタル化さえして貰えればデータ化するノウハウは有るものの、その最初の入り口である「デジタル化する」という部分を乗り越えるのが非常に大変な部分。そのような状況において ScanSnap Cloud が手軽さと高速さを持ってクラウドサービスにデジタルデータを送り込んでくれる入り口となってくれることで、紙データまでリーチが伸びる事について非常に大きな期待が寄せられていました。
これらの個人に高く依存するスキャニングデータを守るためのセキュリティ策の1つとして「公衆無線LANを用いてデータを転送するためのサービスは、敢えて提供していない」と説明されました。特に積極的にブロックしている訳では無いのでユーザが無理に利用しようとすれば使えない事は無いということでしたが、「ScanSnap に (公衆無線LANサービスで一般的に用いられている) ログインに対応するための仕組みは入れていない。このために、トリッキーな手順を正しく踏める一部のユーザ以外が利用するのは難しいだろう」と説明されました。
このようなサービスが無償提供される ScanSnap Cloud ですが、「今回発表したサービスは今後発展してゆくサービスの基本となる、ベーシックなものと考えている」として今回の発表内容については無償提供し続ける計画という事でした。
しかし、将来において追加サービスを有償で提供する事は選択肢の1つとして検討していると説明されました。ただし、有料サービスについては選択肢の1つであるだけで決定された事は何も無いという事でした。
この ScanSnap Cloud サービスの世界展開については、2016年より全世界においても順次展開して行くという発表されました。
最初の展開地は2016年春の北米でのサービスインを予定しているとのことです。。
最後に質疑応答の時間に、ScanSnap Cloud の強みについての質問に対して、ScanSnap Cloud と類似したサービスは他社スキャナメーカーも行っている会社が有りますが、そのサービスは設定の手間やスキャンしてからクラウドサービスに登録されるまでのスピードに問題があると考えているという事でした。
それらの類似サービスと比較して ScanSnap Cloud は初回のサービス登録だけで簡単に使えるようにしているのがアドバンテージであり、これは正にスキャナの IoT 化とも言えるべきものである説明されて記者発表会は終了しました。
関連エントリー:PFU「ScanSnap Cloud」サービスを開始すると発表