Nokia、日本のコンシュマー市場に10年ぶりに再参入
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Withingsの資産を統合することで追加したデジタルヘルス分野の製品群と共に、Nokiaが、日本のコンシュマー市場に10年ぶりに再参入する事を発表する記者会見が行われました。
Nokia としては日本は IoT先進国にして、US、フランス、ドイツ、イギリス、中国と並ぶ Top6 の1ヶ国として扱われており、今回のデジタルヘルス分野の製品群の投入についても相当の自信と期待を持っての参入となるとのことでした。
デジタルヘルス分野と言えば、近年成長が著しく、成長に伴って競合他社も多く存在する分野。日本だけで見ても体重計、体組成計ではオムロン社など、製品それぞれについては強力な競合が存在していますが、Nikia としてはその状況を理解した上で、体重計、体組成計からアクティビティモニタまで一貫したアクティビティの収集と分析ができるのは Nokia だけであり、そこを強みとして延ばしながらの製品展開をしてゆくということでした。
この目標を実現するために、Nokia として最初に行ったのがアクティビティ情報を収集する Health Mateアプリの改善であり、その結果は「Nokia Health Mate」アプリとなります。
Withings 時代にも有ったアクティビティの収集と表示だけに止まらず、「ウェルネスプログラム」として 8週間に渡る健康アドバイス機能を搭載しています。アドバイスされるのは、Social ジェットラグ と言われる日々の睡眠不足を改善する「Sleep Smarter」、ダイエットの「Better Body」、妊婦の体重変化をモニタする「Pregnancy Tracker」の3種類です。
これらのアドバイス情報は、大学や研究機関の情報が使われており、その情報精度については高い自信を持っているという事でした。
Nokia がこれらの「ウェルネスプログラム」に注力するのは、心臓病、肥満、糖尿などの生活習慣に大きく依存している病気が先進国における死因の75%ほども占めているから。日々の生活習慣をデジタルヘルス機器で把握し、個々人の生活において改善を促すための Ecoシステムを構築することが目的となります。
なおウェルネスプログラムの8週間という期間は、運動などが「生活習慣として定着し、達成感を実感するのに最も良い時間であると考えられるから」設定された時間となります。
さて、このように日々のアクティビティを収集するためのデジタルヘルスの新製品として発表されたのが「Nokia Boby」です。
これは体組成分析機能を除き、体重計に特化した商品。Wi-Fi での通信機能、最大8人までのユーザ登録機能などのwithings から引き継いだ「Body +」にも搭載されている基礎機能を維持しつつ、体重計に特化した代わりに価格は 8.510円(税込) と非常に安価になっています。
「Body」はAmazonの他、ビックカメラ・ヨドバシカメラなどの家電量販店にて販売されます。
AppleStore での取り扱い予定に関しては、Apple.com/jpでは7月中旬、Apple Storeでは8月初旬頃になるようです。