DJI、本体重量199gの折りたたみ式フライカム「DJI Mavic Mini」を発表
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DJIが「FLYCAM」と位置付けた折りたたみ式フライカム「DJI Mavic Mini」を発表し、その発表会が行われました。
日本は航空法により、重量200g以上のドローンは「無人航空機」として様々な認可が必要となります。これは空の安全を担保するための仕組みですが、ドローンが一般化する障壁にもなっています。
そこで DJI社は200gを切る「模型航空機」に対応したモデルとして「DJI Mavic Mini」をリリースし、ドローンによる空撮を手軽なものにしようとしています。
DJI Mavic Miniは、Mavicシリーズらしくコンパクトに折りたためるデザインを踏襲していて、DJI Mavic Air と比較しても、更に1回り小さいサイズとなっています。
機首には3軸スタビライザに乗った1.2/3インチ 12 MP CMOS のカメラを搭載しています。
これはOsmo Pocketと同等スペックという事になります。
この機体を制御するために開発されたのが「DJI FLY」アプリ。
撮影をしながらDJI Mavic Miniが移動する「クイックショット」機能として、ドローン撮影で人気の高い
後退しながら上昇する「ドローニ」、真上に急上昇する「ロケット」、旋回する「サークル」、旋回しながら上昇する「ヘリックス」の4つを搭載しています。
これらの機能などを活用して撮影されたデータは、素早くSNSなどで共有が可能になっています。
これらの機能を備えた、Mavic Mini本体と送信機、バッテリ1本をセットにしたモデルは 46,200円。
Mavic Mini本体と送信機、バッテリ3本、2WAY 充電ハブ、キャリーバッグなどをセットにした「Fly More コンボ」は59,400円。
本日(2019年10月31日)より予約開始で、2019年11月中旬に出荷開始予定という事でした。
Fly More コンボに含まれる「Mavic Mini 2WAY 充電ハブ」はバッテリ3個を内蔵できるだけでなく、マイクロUSBケーブル経由でバッテリへの充電、更には USB Type-A の端子に iPhone などのスマートフォンを接続すると、それらのスマートフォンへの電力共有も可能になるという優れものです。
余談として、海外では250g規制をクリアした 249gの「Mavic mini」がリリースされています。
これと日本国内モデルの違いは「Mavic Mini インテリジェント フライトバッテリー (1100 mAh)」のバッテリ重量、すなわちバッテリ容量のみ。
基本的なハードウェア設計は同一だそうです。
ただし、海外のバッテリを装着する事については「安全機構が組み込まれているので動作しない」となるそうです。
なお、200g 以下のドローンは飛行させるための許可は不要ですが、国会や軍事施設、インフラ系施設の近くでの飛行や、飲酒状態での飛行操作などは禁止されています。
規制が緩いものの、規制が何もない訳では無いので注意が必要です。