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パラレルス「Parallels Desktop 11 for Mac」を発売開始

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Parallels Desktop 11 for Mac

Parallels Desktop 11 for Mac

パラレルスが、OS X 環境で仮想化された Windows や OS X を動作させる仮想環境ソリューションが、Windows 10 及び OS X El Capitan という最新のOS環境に対応した「Parallels Desktop 11 Mac」となって出荷開始されたのに合わせて説明会が行なわれました。


動作速度については定評のあった Parallels Desktop ですが、v.11 になるのに合わせて同一仮想マシンでも動作速度が最大50%向上し、合わせて新設された "Travel Mode" を用いることによって体感動作速度を低下させること無くバッテリーでの駆動時間が最大25%延長されます。

Windows 10 をインストールした場合には、音声アシスタントの「Cortana」も利用することが可能ですが、他の Windows10 と同様に英語版として用意されている Windows 10 で無ければ現時点では「Cortana」は動作しないということでした。日本語版Windows10 をインストールした場合には、再度英語版を再インストールする必要が有ります。


Parallels Desktop 11 for Mac

Parallels Desktop 11 for Mac

以上は、これまでの Parallels Desktop の正常進化とも言える部分ですが、v.11 からは新たにPro Edition がリリースされ、アプリケーション開発者などのプロ向け機能が追加されました。

Pro Edition 最大の特徴は、Windows 8 などの仮想マシンで動作する Visual Studio のリモートデバッグ機能を活用する専用プラグインを追加することで、開発中のアプリケーションを別の仮想マシンにて実行できるという機能。Visual Studio は 2015, 2013 の両バージョンが対称であり、アプリケーションの検証動作環境としては WIndows 8, 10 の仮想マシンが対称となります。

プラグインによって Visual Studio と連携しているので、例えばブレークポイントを設定した場合には、他マシンで動作するテストビルドもブレークポイントまでの実行となります。このような開発環境を準備しておくことで、テストをクリーンな環境で実行することができ、環境依存によって動作する、しないという問題も素早く見付けることができるようになります。

また、Docker 仮想マシンの作成・管理をする事も可能になります。

このように Pro Edition では開発環境を動作させるなど、ヘビーな使い方をされることが想定されているために、通常Edition では 最大8GBメモリ,4CPUまでしか仮想マシンに割り当てることができないところが、Pro Edition では 最大64GBメモリ, 16CPU までを悪当てる事が可能になっています。

また、進化が著しい開発環境に追い付き、常に最新状況とすべく、Parallels Desktop はライセンス買い切りなのに対して、Pro Edition は年間契約のサブスクリプション契約となります。

このように最新環境に対応した Parallels Desktop 11 for Mac は新規ライセンス8,500円にて 2015年08月19日にリリース。

その他に、Pro Edition 及び Business Edition が それぞれ 10,000円/年 にてリリースされる他、特別バージョンとして アカデミック版・生協版などが用意されます。




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