東大発のブログ滞在時間を延ばすブログパーツ「popIn Rainbow」説明会
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2009年5月14日に東京大学本郷キャンパス 産学連携プラザにて、東京大学エッジキャピタル(以下UTEC)からの支援を受けて起業した「popIn」が行なった「ブログ支援事業発表イベント」に参加しました。
最初に、東京大学エッジキャピタルの郷治友孝社長兼popIn会長が、UTECの活動について説明を行なった後、popInのアドバイザーを努めるITジャーナリスト、林信行氏が講演を行ないました。
New York Timesのサイトでは、Webページの滞在時間を延ばす試みとして、読者が、本文中の分からない単語が出てきた時に、その単語を選択してコピーし、それをGoolgeなどのサイトで検索されると、サイトから離脱されてしまうため、検索したい単語を選択された瞬間に「?」のアイコンを表示し、その語句に関する説明をサイト内で表示する仕組みが用意されていると説明し、そうした「Zapping on the Web」技術を、誰でも簡単に自身のブログに装備することが出来るサービスが「popIn Rainbow」だと説明していました。
popInの程 涛 CEOが、新しい「popIn Rainbow」のコンセプトと実装方法などについて説明を行ないました。
従来のpopInは、インターネットブラウザのプラグインとして提供されていて、ユーザー側が必要な情報を探すツールであったが、サイト運営者側から見て、何をピックアップしたのかを知りたいのではないかと考え、サイトベースのサービスとして提供する方法として考えたサービスだと説明していました。
これまでは、忍者、Google Analytics、はてぶといったツールもあったが、それぞれのエントリーのどのキーワードに反応したのかを知ることは難しかったが、このpopIn Rainbowを導入することで、ページの注目ワードをブログパーツ内にクラウド表示させ、サイト内のキーワードを選択された瞬間に、popIn Rainbowを表示させることが可能になり、読者が、ブログを離脱する比率が下がり、ブログ滞在時間を延ばすことが可能になると説明していました。
現在、ピックアップキーワードは5つまでに制限ししており、そのキーワードランキングを4時間で更新しているそうです。
このpopIn Rainbowは、ブログ内にjavascriptコードを埋込むブログパーツと同じように貼付けるだけで機能し、HTMLベースのサイトの場合、ブログパーツを非表示化し、コードをヘッドに埋込むだけでも実装可能だと説明していました。
ブロガーの収益面にも配慮し、popIn Rainbowの価格検索を利用した場合、検索結果に、Amazonや楽天のアフィリエイトコードを埋込むことも可能だと説明していました。
また、今回、説明会に参加した方に、先行実装する機会が用意され、さらに特別版として、popin AR(拡張現実)機能も装備された形で提供すると説明していました。
この特別版のブログパーツの右上にあるARをクリックすると、カメラウィンドウが開き、iSightなどのWebカメラに、ARコードをかざすと、文字が流れるギミックが付加されています。
popIn Rainbowでは、ウィンドウが開いたと同時に一瞬だけ送受信を行なうだけで、負荷がかかることは無く、サーバー側がダウンした場合は、その影響をブログが受けないように考えているそうです。
このサービスを通じて、popInの収益モデルとして、検索結果によって集められたDBデータを元にしたビジネスなどを計画しているとのことでした。
なお、一般向けの公開は6月を予定しているそうです。
さっそく、MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)にブログパーツ表示型で、MACお宝鑑定団には、コードのみ実装してみました。