iPad 2のカメラチェック、性能はiPod touch (4th generation)レベル

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Appleが、発売を開始した「iPad 2」のカメラで、ブラックバック撮影を行いノイズのチェックを行なってみました。

本来、ブラックバック撮影は、温度や、連続センサー利用時間が影響し、環境を同じにしないと正確とはいえず、個体差も出るのですが、おおよその値は分かるのではないかと考えています。

Photoshopで、まず全体選択で入力レベルを確認し、その後、500％拡大してレッドチャンネルだけを表示して、ノイズを視覚化出来るように処理してみました。

RGB表示では目視確認出来ないレベルで収まっていて、逆にレンズのゴミがはっきりと分かりますが、レベル入力を確認すると、iPod touch (4th generation)と同様に、シャドー部分の一番端が裁ち落としされているような印象を受けます。

ブラックバック撮影時のカメラデータを確認してみると、iPad 2のF値は「焦点距離3.9mm、絞りf/2.4」ということが確認できます。

この値は、iPhone 4、iPod touch (4th generation)と同じですが、iPhone 4のカメラの場合、右側にノイズがのる傾向が強いのですが、iPad 2の場合は、全体的に成らされている気がします。

iPhone 4とiPad 2で、被写体に対しての距離を同じにして撮影して比べてみました。

静止画撮影の画面スクリーンショットで比べてみると、iPad 2のカメラは、iPhone 4のカメラと比較して、約２０％狭いことが確認出来ます。

iPhone 4の解像度に比べて、iPad 2のカメラの解像度は甘いことも確認出来ます。

静止画の解像度は、iPod touch (4th generation)と同じ、960 x 720pixelで、約７０万画素レベルとなります。

おそらく、iPod touch (4th generation)と同様に、動画用のRGB信号から、静止画を切り出していると考えられます。

次に、iPhone 4とiPad 2で、被写体に対しての距離を同じにして、動画撮影を行ってみました。

iPhone 4は、ぐっと画角が狭くなるのに対して、iPad 2の場合は、静止画の画角と比べて、ほぼ変化が無い感じがします。

動画撮影の場合は、iPhone 4よりも、iPad 2の方が広い視野角で撮影することが出来ることが確認出来ました。

これは、iPod touch (4th generation)と同じで、iPad 2に採用されている裏面CMOSセンサーは、720p動画撮影用に設計されていて、静止画は、キャプチャーに近いのかもしれません。

ただ、Dual CoreによるRGB信行処理性能のためか、iPhone 4で撮影した動画よりも階調が良好のような気がします。

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