ANA、羽田空港で iPad の利用シーンを拡大
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全日本空輸が、客室乗務員に iPad を配布、活用したのに続いて、パイロット、ライン整備でも iPad を活用している事を発表済みなのに加えて、羽田空港においてはターミナルビルと飛行機体を繋ぐ 搭乗橋 (PBB/Passenger Boarding Bridge) や 地上での機体整備 (グランドハンドリング) 業務の中でも飛行機に貨物を積み込む業務においても iPad を利用し始めていました。
利用しているのは iPad の Cellular モデル。画面表示によると Softbank 回線を利用しているとの事でした。
PBB (搭乗橋) においては、サンワサプライの壁掛けブラケットを用いて壁に貼付け固定。
そのPBBを利用する飛行機の便名、機体情報、行き先、機体到着時刻、出発時刻などの情報を表示していました。
また、機体への接続や、出発のための切り離し業務が完了した際には、アプリのボタンをタップすることで作業完了報告が関係各所へ共有され、時刻情報などが運行情報として活用されるようになっている事が伺えました。
なお、アプリは何らかの基幹システムの WebUI を iPad 向けにレイアウト調整されたものであることが伺えました。
また、飛行機が駐機中に行われる作業「グランドハンドリング」において、貨物の搭載を担当しているスタッフが iPad を携行している様子も確認できました。
貨物搭載作業中には時々、貨物室のドアを閉じて飛行機を出発させる際には相当集中的に操作をしていましたので、搭載貨物の漏れが無いかなどのチェックや搭載完了報告などに用いている事が伺えました。
操作を見ていると多くの操作が10秒以下であるので、iPad の操作を作業全体に対して最適化させて導入している事が伺えました。
このグランドハンドリング業務は屋外で重量物を動かす作業でもあるので手袋を装着することが多いためか、iPad と共に非常に太いデザインのタッチペンも共に携行しています。また、iPad 自体もたすき掛けが出来るストラップ付きケースに入れられ、ディスプレイには保護シートが貼られている事が確認できました。
なお、雨の日でも iPad を利用している姿が確認できましたので、かなり過酷な使い方でも iPad は耐えられていると思われます。