iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)をチェック
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Appleが発表した新型iPad Pro「iPad Pro 11-inch」と「iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)」をチェックしてみました。
Liquid Retinaディスプレイ、A12X Bionicチップ、Neural Engine、組み込み型M12コプロセッサ、TrueDepthカメラ、Face IDなどを搭載しています。
更新日:2018年11月10日
iPad Pro 11-inchとiPad Pro (10.5-inch)を比べてみると、高さは3mm小さくなっていますが、幅は4.4mm大きくなっています。
ディスプレイの解像度は2,224 x 1,668ピクセル解像度、264ppiから、2,388 x 1,668ピクセル解像度、264ppiへと広くなっています。
iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)とiPad Pro 12.9-inch (3rd generation)を比べてみると、高さは25.1mm、幅は5.7mm小さくなっています。
ディスプレイの解像度は2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppiで同じなのにも関わらず、かなり小さくなっていることが分ります。
四隅にあるスピーカーは、ツイーターとウーファーが独立して搭載され、ストレオサウンドのワイド感がかなり増しています。
iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)では10個だった穴が、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)では17個に増えています。
背面カメラは、12メガピクセルカメラ、F/1.8、最大5倍のデジタルズームの6枚構成レンズ仕様から、5枚構成レンズ仕様に変わっています。
なお、光学式手ブレ補正も搭載されていません。
詳しくは「iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) のカメラ仕様をチェック」を参照して下さい。
TrueDepthカメラは、赤外線カメラ、投光イルミネータ、フロントカメラ、環境光センサー、ドットプロジェクタの順で並んでいます。
各センサーは、iPhone XSと比較して、それほど配置距離に違いはありませんが、フロントカメラが、各センサーの中央に移動しています。
TrueDepthカメラが搭載されたことで、Face ID認証に変わりました。
iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)では、TrueDepthカメラの視野が広くなり、縦向きでも横向きでもFace IDを使うことができます。
iPhone Xシリーズでも横認証出来そうな気もしますが、現状は、iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)専用機能となっています。
iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)には、専用の壁紙として8枚の静止画壁紙が含まれています。
Live壁紙は含まれていません。
iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)から、iPhone Xから搭載された「タップしてスリープ解除」機能が利用可能になっています。
なお、iPhoneの「手前に傾けてスリープ解除」機能は搭載されていません。
Wi-Fi + Cellularモデルは、これまでのApple SIMに加えて、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRのeSIMにも対応しています。
iOSの設定>モバイルデータ通信で、これまでのApple SIMキャリアのリスト表示に加えて「その他」をタップすると、QRコードスキャン画面が表示されます。
ここで、通信事業者から提供されたQRコードを読み込んで登録を行います。
iPad Pro 11-inchに関して、キーボードの設定項目から「キーボードを分割」が無くなっています。
iPad Pro 12.9-inchシリーズは最初からキーボードを分割機能は搭載されていませんが、iPad Pro 11-inchも11インチサイズとなったことで、キーボードを分割表示は出来なくなったようです。
Apple Pencil (2nd generation)は、これまでのLightning接続によるペアリングおよび充電式ではなくなり、iPad Pro本体の側面にある磁気コネクタに接続することで行う方式に変わりました。
ペアリング方法と充電方式が異なるため、旧Apple Pencilは、iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)では使用できません。
iOSの設定>Apple Pencilに、Apple Pencil (2nd generation)本体をダブルタップして切り替える機能の切り替え項目が用意されています。
ツールと消しゴムの切り替え、現在使用中のツールと前回使用したツールの切り替え、カラーパレット表示、オフの中から選べます。
試しに、初代Apple Pencilに付属するLightningアダプタにUSB-C - Lightningケーブルを接続し、有線ケーブル接続で認識されるかどうか試してみましたが、ペアリングも充電も行われませんでした。
やはり、Apple Pencil (2nd generation)を新たに購入する必要があります。
Apple Pencil (2nd generation)の予備の先端「Apple Pencilチップ」は、初代Apple Pencilと同じでした。
Apple Pencilチップを外した時のApple Pencil (2nd generation)本体の先の構造も、初代Apple Pencilと同じようです。
11インチiPad Pro用Smart Keyboard Folio、12.9インチiPad Pro(第3世代)用Smart Keyboard Folioは、これまでのiPad Pro用Smart Keyboardとは異なり、iPad Pro本体の背面も保護する仕様に変わりました。
また、iPad Pro本体と接続するSmart Connectorの位置も変更されています。
傾斜角度を2つ選べるようになり、使用する場合の角度の柔軟性が高まりました。
かなりの数のマグネットが入っているためか、タイピングモードの状態で持ち上げても、Smart Keyboard Folioが外れることはありません。
従来のiPad用Smart Coverのように、カバーめくるとiPad Proがスリープ状態から復帰し、閉じるとスリープ状態に戻るスマートロック/ロック解除機能を実現するためのHall Effect Sensorは、左のシフトキーとZキーの間辺りに入っているようです。
実際に、この辺りだけを画面に近づけると画面がロックします。
iPhone XSレザーフォリオのように、スマートロック/ロック解除機能を有効にするためのHall Effect Sensorが、Smart Folioの左ヒンジ辺りに入っているようです。
裏側にもHall Effect Sensorが入ってるとなると、従来のSmart Coverのようなカバーだけでスマートロック/ロック解除機能付きの製品を作るのは難しいかもしれません。
iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)の側面にはマグネットは入っておらず、従来のSmart Coverを装着しようとする場合、背面の端にあるマグネットに回り込ませて接続するしかありません。
そうなると、回り込ませたヒンジによって高さが生じ、ガタツキが生まれてしまいます。
やはり、サードパーティもSmart Folio形式にするしかないかもしれません。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)は、USB-Cコネクタ仕様に変わったことで、付属品の電源アダプタが、Apple 18W USB-C電源アダプタ(A1720)、USB-C充電ケーブルに変わっています。
Apple 18W USB-C電源アダプタ(A1720)のUSB PDは、15W(5V/3A)、18W(9V/2A)出力に対応しています。
3.5mmヘッドフォンジャックを使用するには、Apple USB-C - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタが必要です。
MFiライセンス縛りが無くなったことで、Apple DACでなくても良くなりました。
様々なDACが利用可能になり、以前よりも音質の幅が広がると思います。
TUNEWEARのUSB-Cマルチハブ「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C1」を接続したところ、iOSの設定にEthernetが表示され「USB 10/100/1000 EthernetLAN」と表示されました。
これまでは、Lightning - USB 3カメラアダプタ/Apple USB Ethernet アダプタを使用する必要があり、しかも「USB 10/100 EthernetLAN」でしたので、かなり便利になると思います。
iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)のデザインが変わり、側面が平になったことで、iPadシリーズとして初めて立つモデルになりました。
非常に危うい感じですが、こうしたスタンド状態でタイマー撮影などが行えます。
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