Appleの新型iPad Pro「iPad Pro 11-inch (2nd generation)」をチェック
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Appleが、デュアルカメラ、LiDARスキャナなどを採用した新型iPad Pro「iPad Pro 11-inch (2nd generation)」と「iPad Pro 12.9-inch (4th generation)」を発表しています。
A12Z Bionicチップ、Neural Engine、組み込み型M12コプロセッサを搭載しています。
A12X Bionicチップと比べて、GPUユニットが1個増え、サーマルコントローラーが追加されたぐらいしか違いはありません。
iPad Pro 11-inch (2nd generation)は、iPad Pro 11-inch (1st generation)と同じサイズで、音量を上げる/下げるボタンなどのデザインや位置もまったく同じです。
重さはWi-Fi + Cellularモデルの場合、468gから473gとなり5gアップしています。
また、Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac)がWi-Fi 6(802.11ax)にアップしています。
背面カメラは、広角12MP、F/1.8絞り値、5枚構成レンズ、超広角10MP、F/2.4絞り値、125°視野角、5枚構成レンズ、LiDARスキャナが装備されています。
LiDARスキャナは光の検出と測距をTOFセンサーと呼ばれる技術で、複数物体の複雑な動きの検知・認識、その追跡を実現します。
高級Android端末の、Xperia 1 II、Galaxy S20+、HUAWEI P30 Pro、AQUOS R5GなどTOFセンサーを搭載したスマートフォンは、トレンドの一つとなっています。
iPad Pro 11-inch (1st generation)の背面カメラは、広角12MP、F/1.8絞り値、5枚構成レンズ仕様でしたので、超広角カメラとLiDARスキャナーが追加された仕様となります。
iPhone 11の超広角背面カメラは、12MP、F/2.4絞り値、120°視野角、5枚構成レンズなので、iPad Pro 11-inch (2nd generation)は、画素数が2MP減り視野角が5°アップした形になります。
iPad Pro 11-inch (2nd generation)のディスプレイからカメラまでの高さを計測してみたところ、7.97mmで、iPad Pro 11-inch (1st generation)と同じでした。
高さが変わらないため、iPhone 11の超広角背面カメラユニットは納めることができず、センサーサイズを小さくし、視野角を広げたたiPad Pro 11-inch (2nd generation)専用カメラを開発し、これにより撮影時の画角を同じにしたと考えられます。
広角カメラのレンズカバーサイズを計測したところ、iPad Pro 11-inch (1st generation)は10.50mmなのに対して、iPad Pro 11-inch (2nd generation)は10.12mmと微妙に小さくなっています。
広角12MPカメラは、レンズ焦点距離3mm(35mm換算で焦点距離29mm)、レンズ仕様は1.27、3、1.8、2.4でした。
これは、iPad Pro 11-inch (1st generation)のカメラ仕様と同じです。
RAW撮影してレンズ補正なしで現像してみたところ、端の歪みはありませんでした。
超広角10MPカメラは、レンズ焦点距離1.27mm(35mm換算で焦点距離15mm)、レンズ仕様は1.27、3、1.8、2.4でした。
RAW撮影してレンズ補正なしで現像してみたところ、端に歪みがあることが分ります。
Neural Engineを使用してレンズ補正後、写真Appに保存していると考えられます。
パノラマ撮影は、広角カメラだけ有効となり、超広角カメラでは利用できません。
広角カメラを使ったパノラマ撮影が可能ということは、iPad Pro 11-inch (1st generation)と同じ仕様ということになります。
A12X Bionicチップ、Neural Engine、M12コプロセッサでデュアルカメラ仕様ですが、iPhone 11/11 Proシリーズで、iOS 13.2以降から可能なフレームの外側を含めて撮影する「Deep Fusion」機能は利用できません。
設定>カメラにも、カメラのフレームの外側を含めて撮影する設定はありません。
iPadOS 13.4に含まれる「計測 1.3.3」以降からLiDARスキャナーに対応しています。
LiDARスキャナーを搭載したモデルのみ、大きなオブジェクトを測定するときに縦横のガイドラインが表示されるため、より簡単に正確な値を測定できます。
また、測定値を1回の操作で保存してスクリーンショットに収められます。
バーチャルオブジェクトのUSDZファイルをAR表示した場合、従来では壁などを認識出来ず突き抜けてしまいますが、LiDARスキャナーがある場合は、壁があることを認識できるようになるため、バーチャルオブジェクトが突き抜けなくなります。
iPad Pro 11-inch (2nd generation)の同梱品は、USB-Cケーブル「Apple USB-C - Lightningケーブル」、USB-C電源アダプタ「Apple 18W USB-C 電源アダプタ」(A1720) で、iPad Pro 11-inch (1st generation) と変わっていません。
11インチiPad Pro(第2世代)用Smart Folioは、背面にAppleロゴが表示されるデザインに変更されています。
このSmart Folioは、iPad Pro 11-inch (1st generation)でも使用することが可能です。
11インチiPad Pro(第2世代)用Smart Keyboard Folio - 日本語(JIS)は、前のモデルと比べて表面のスペースグレイカラーが濃くなっています。
また、キーボード表面の材質が変わり、キーの運びも微妙に増えている感じで打ちやすくなっています。