M2チップを搭載したiPad Pro 11-inch (第4世代)、iPad Pro 12.9-inch (第6世代)をチェック
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Appleが販売を開始したM2チップを搭載した新型iPad Pro「iPad Pro 11-inch (第4世代)」と「iPad Pro 12.9-inch (第6世代)」をチェックしてみました。
M1チップを搭載したiPad Pro 11-inch (第3世代)、iPad Pro 12.9-inch (第5世代)の筐体および背面カメラなどを踏襲していて、サイズも重さも同じとなります。
M2チップは8コアCPU、10コアGPU仕様で、LPDDR5-6400 x2で100GB/s帯域性能があります。
メインメモリ容量は、128GB、256GB、512GBの場合8GB、1TB、2Tの場合16GBとなっています。
また、メディアエンジンにProRes、ProRes RAW、ProResエンコード/デコードエンジンが追加されています。
新しいiPadモデルは、環境に対する影響を最小限に抑えるよう設計されており、再生アルミニウム、再生スズ、再生希土類元素に加えて、iPadで初めて複数のプリント基板のメッキに100パーセント再生金が使用されています。
また、水銀、BFR、PVC、ベリリウムも使用していません。
スペースグレイとシルバーの仕上げが用意されていますが、スペースグレイに関しては、以前のモデルよりも明るくなっています。
背面カメラは、広角が12MP、ƒ/1.8絞り値、超広角が10MP、ƒ/2.4絞り値、125°視野角、LiDARスキャナ搭載で前のモデルと同じです。
M2チップを搭載したことにより、スマートHDR 3からスマートHDR 4に変わっています。
また、最大4K、30fpsのProResビデオ撮影(容量128GBのモデルでは1080p、30fps)が可能です。
しかし、設定>カメラ>フォーマットを見ると、iPhone 13 Pro以降で256GB以上のモデルにはある「Apple ProRes」のスイッチが見当たりません。
iPad Pro 11-inch (第4世代)、iPad Pro 12.9-inch (第6世代)の256GBモデル以上はProResビデオ撮影が可能ですが、サードパーティアプリが必要になります。(参照)
TrueDepthカメラは、12MP超広角カメラ、ƒ/2.4絞り値、122°視野角で前のモデルと同じです。
M2チップを搭載したことにより、スマートHDR 3からスマートHDR 4に変わっています。
充電と拡張性は、Thunderbolt 3 / USB 4ポート搭載で搭載で前のモデルと同じです。
ネットワークは、Bluetooth 5.0からBluetooth 5.3に変更されています。
また、Wi‑Fi 6Eにも対応していますが、日本と中国本土では利用不可となります。(参照)
Apple Pencil(第2世代)を使用した場合、ユーザーがマークをつける前にマークのプレビューを見ることができる「Apple Pencilによるのポイント」機能が利用できます。
Apple Pencilはディスプレイの最大12mm上まで検知され、ユーザーはマークをつける前にマークのプレビューを見ることができます。
他には、スクリブルでApple Pencilを画面に近づけると、テキストフィールドが自動的に大きくなり、手書き文字がより速くテキストに変換されます。
Apple Pencil(第2世代)を使用する場合、ビュー上のポインタの動きを解釈する連続ジェスチャ「UIHoverGestureRecognizer」で、画面とApple Pencilなどのホバリングポインティングデバイスの間の距離を正規化した値「zOffset」が取得可能になっています。
描画アプリでは、このプロパティの値を使用して、ホバリングした Apple Pencil が iPad の画面上のどこに接触するかを示すプレビューを生成することができます。
この表示をオフにするには、設定>Apple PencilにあるPENCILのポイント「Pencilを使用するときにエフェクトを表示」をオフにします。(参照)
iPad Pro 12.9-inch (第6世代)は12.9インチLiquid Retina XDRディスプレイを継続採用しています。
SDR輝度:最大600ニト(標準)はiPad Pro 11-inch (第4世代)も同じですが、さらにXDR輝度:フルスクリーン最大1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ)の性能があります。
iPad Pro 12.9-inch (第6世代)は、一般的な色基準のリファレンスカラーとビデオフォーマットのリファレンスカラーを表示できる「リファレンスモード」が利用可能です。
一般的な色基準のリファレンスカラーも、SDRおよびHDRのビデオフォーマットのリファレンスカラーも表示できるようになり、カラーが極めて重要なワークフローで、iPad Proを単独のデバイスとしても、MacのSidecar機能を使ったリファレンス用ディスプレイとしても活用できます。
これを利用するには、Appleシリコンを搭載したMacが必要になります。
iPad Pro 11-inch (第4世代)、iPad Pro 12.9-inch (第6世代)は、従来の「iPad Pro用Magic Keyboard」または「iPad Pro用Smart Keyboard Folio」が継続利用できます。