AppleのA17 Proチップを搭載した「iPad mini(A17 Pro)」をチェック
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Appleが、A17 Proチップを搭載した「iPad mini(A17 Pro)」を発売開始したのでチェックしてみました。
8.3インチLiquid Retinaディスプレイ、広色域ディスプレイ(P3)、True Toneディスプレイ仕様となります。
A17 Proチップは、2つの高性能CPUコアと4つの高効率CPUコア、GPUは5コア、Neural Engineは16コア仕様で、iPhone 15 ProのA17 ProチップよりGPUが1コア少なくなっています。
iPad mini(A17 Pro)の背面に「iPad mini」の刻印がされるようになりました。
このiPadの背面に製品名表示がされたのは、iPad Pro 12.9-inch (6th generation)、iPad Pro 11-inch (4th generation)が最初でした。
iPad mini(A17 Pro)の同梱品は、USB-C充電ケーブル(1m)、Apple 20W USB-C電源アダプタ、マニュアルとなります。
Appleロゴステッカーは同梱されなくなりました。
iPad mini(A17 Pro)のApple Pencil用磁気コネクタは、iPad mini (6th Generation)のApple Pencil用磁気コネクタと比べて細くなっています。
ネットワークは、802.11ax Wi‑Fi 6E、同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80、Bluetooth 5.3に対応しています。
Wi-Fi + Cellularモデルは、5Gネットワークに対応しています。
SIMスロットは無くなり、eSIMのみとなります。
デザインは、iPad mini (6th Generation)と同じで変更点はほぼありません。
引き続き、トップボタンにTouch IDセンサーが搭載されています。
ボリュームボタンも頭部分に装備されています。
iPad mini(A17 Pro)は、最大転送速度10GbpsのUSB-Cポート(USB 3.2 Gen 1x2)を搭載しています。
Other World ComputingのUSB 3.2 Gen 2接続SSD「OWC Envoy Pro mini」などの性能が発揮出来ます。
iPad mini (6th Generation)は最大転送速度5GbpsのUSB-Cポート(USB 3.1 Gen 1)でした。
iPad mini (6th Generation)と同じ2スピーカー仕様で、横向きでステレオ再生が可能です。
iPad mini(A17 Pro)は、1台の外部ディスプレイで最大4K解像度、60Hzをサポートしています。
iPad mini (6th Generation)は、1台の外部ディスプレイで最大4K解像度、30Hzをサポートでした。
Belkin USB-C to HDMIケーブルを使用して、4K/60Hz出力が可能でした。
iPad mini(A17 Pro)の背面カメラは、f1.8絞り値、フォーカスピクセル対応12メガピクセルカメラを継続採用しています。
iPad mini (6th Generation)はスマートHDR 3仕様でしたが、iPad mini(A17 Pro)はスマートHDR 4仕様となっています。
iPad mini(A17 Pro)の前面カメラは、12MP超広角カメラ、122°視野角、ƒ/2.4絞り値、スマートHDR 4、センターフレーム、1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)撮影に対応しています。
レンズ焦点距離は28mm (35mm換算) のようです。
iPad mini(A17 Pro)の背面広角カメラは、12MPカメラ、ƒ/1.8絞り値、自動手ぶれ補正、5枚構成レンス、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、スマートHDR 4などで構成されています。
レンズ焦点距離は28mm (35mm換算) のようです。
iPad mini(A17 Pro)のカメラ設定を見ると、A17 Proを搭載しているにも関わらず、ProRAW、Apple ProResなどの設定は用意されていません。
ビデオ撮影にHDRビデオ設定も用意されていません。
iPad mini(A17 Pro)のブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色に合わせた専用壁紙が用意されています。
この壁紙は、iPad mini (6th Generation)用壁紙でも採用されたアメリカのブルックリン在中アーティスト「リカルド・ゴンザレス」(Ricardo Gonzalez)の作品が採用されています。
Today at Apple「it's a living」でも講演したことがあります。
iPad mini(A17 Pro)とiPhone 16 ProをUSB-Cケーブルで接続することで、iPhone 16 Proの充電が可能でした。
USB-C ポート搭載モデルの iPad が 2 台ある場合は、USB-C ケーブルで直接つなぐことができます。この場合は、1 台の iPad がもう片方に給電します。充電する iPad を入れ替えたい場合は、USB-C ケーブルを取り外してから接続し直します。
Apple Watch 磁気充電 - USB-C ケーブルがある場合、Apple Watchを充電することも可能です。
3DMark
UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「3DMark Solar Bay Stress Test」計測を行ってみました。
最高ループスコア「6080」、最低ループスコア「4029」という結果でした。
A17 Proチップは、ハードウェアアクセラレーテッド機能として「レイトレーシング」「メッシュシェーディング」が追加されています。
iPad用Final Cut Pro
これまで、Mチップ以降を搭載したiPadでのみ利用可能だった「iPad用Final Cut Pro」の必要条件としてA17 Proチップが追加され、iPad mini(A17 Pro)でも利用可能になっています。
なお、以下の機能は利用できません。
・Apple Pencilでポイントすると、画面に触れることなく映像のスキミング
・さまざまなビデオ解像度、フレームレート、ProResなどのフォーマットで簡単に録画
Apple Pencil Pro
iPad mini(A17 Pro)は、Apple Pencil(USB-C)、Apple Pencil Proに対応しています。
Apple Pencil Proを使用した場合、軸に内蔵された新しいセンサーによりユーザーの「スクイーズ」(指で強く押した状態)を感知してツールパレットを表示できるようになり、創作活動を妨げることなく、ツール、線の太さ、色のすべてをすばやく切り替えられます。
独自の触覚エンジンは、ユーザーがスクイーズしたり、ダブルタップしたり、図形認識でスナップしたりすると、確認として軽いタップを返し、驚くほど直感的な体験をもたらします。
ジャイロスコープにより、ユーザーはApple Pencil Proを回転させて、使用しているツールを正確にコントロールできる「バレルロール」が利用できます。
軸を回転させると、ペンと紙のように、形の異なるペンツールとブラシツールの向きを変えることができます。
また、Apple Pencil Proのホバー機能を使うと、ペン先がディスプレイに触れる前にツールの正確な向きを見ることができます。
Apple Pencil Proの設定を見てみると、Apple Pencil(第2世代)とは異なり「アクション」の項目が2つに増えています。
従来の「ダブルタップ」に加えて「スクイーズ」が追加されています。
エフェクトは、Apple Pencil(第2世代)の「PENCILのポイント」に変わる設定項目で「ホバー」「ツールのプレビュー」「シャドウ」「触覚」のオン/オフが行えます。
Apple Pencil Proのスクイーズ設定は、ダブルタップに割り当てできる機能と同等の割り当てが可能なのに加えて「ツールパレットを表示」と「ショートカット」が新しく割り当て出来るようになっています。
また、スクイーズを作動させるのに必要なPencilを握る力の強さを調整できる「感度」が利用可能になっています。
互換性
iPad mini(A17 Pro)でApple Pencil(第2世代)を使用することは出来ません。
iPad mini(A17 Pro)横にある磁力装着面に装着しようとすると、ある部分の磁力が反発して装着することが出来ない仕組みになっています。