iPad用Dock接続アクセサリー「Apple iPad Keyboard Dock (JIS)」を試す
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AppleのiPad用Dock接続アクセサリー「Apple iPad Keyboard Dock (JIS)」を試してみました。
簡単な詳細は、1月に行われたSpecial イベントのiPad用Dock接続アクセサリー「iPad Keyboard Dock」フォトレポートで伝えていますが、ここでは、Appleのこだわりを含めて、マニア目線でチェックしてみたいと思います。
まず、外箱ですが、表面にiPadと接続された写真があしらわれ、裏面にキーボード付きDock本体の写真があしらわれています。
キーボードだけの写真だと、Macintosh用の「Apple Keyboard (JIS)」と間違って買う人がいるかもしれないからなんじゃないかと思います。
箱を開けると、透明シートに包まれたキーボード付きDock本体が出てきます。
展開設計ですが、Dock横を支える紙や、内折の側面紙は糊付されていて、本体取り出し後に、簡単に箱を潰すことが出来ません。
Appleの製品は、形に合わせた展開設計の透明シートで覆われていますが、Apple iPad Keyboard Dock (JIS)のDock部分は背が高いため、複雑な展開設計になっています。
実際に、透明シートを丁寧にはがすと、はがすのが難しいと感じるほど複雑な設計になっています。
透明シートを広げて観察してみると、透明シートから型抜きした場合、かなり無駄になる部分が発生しているはずなのですが、必要最小限部分だけ使い、落とした部分は生産段階で回収していると思われます。
中に入っているマニュアルは2冊で、それが透明シートの帯で重ねられています。
一般的に透明シートの帯留めをする場合、単に輪にするだけだと思うのですが、Appleの場合は、開きベロが加えられていて、ここから開くことを強調した白い網点模様が加えられています。
2枚重なっている事と、必ず読んで欲しいという2点を強調していると思います。
キーボード付きDokを取り出してみると、キーボードは、Apple Keyboard (JIS)からfnキーを右側にもあるoptionキーに変わっています。
また、仮名入力が出来ないため、ひらがな表記はされていません。
リターンキー直ぐ横のカッコキーに、shiftキーを押しながら押すと表示される「『』」キーが表記されています。
これは、Macintoshでも表示されますが、キートップには表記がありません。
ファンクションキーは、ホームボタン、検索キー、明るさ調整、写真スライドショー、キーボード隠しなど、iPad専用の割当がされています。
Appleらしい所は、アルミ天板は、Apple Keyboard (JIS)と共有部品を採用しているため、ファンクションキーにブランクキーがあります。
本来であれば、ブランクキーは必要のない部品なので、埋パーツがダミーパーツを使って塞ぐのが一般的だと思いますが、わざわざ押せる通常キートップパーツが使われています。
iPhone OSには、ファンクションキーの割当機能は無いので、通常部品として装備した状態にするのであれば、なんらかの機能を割り当てて、生きるようにしても良かったように思うのですが、アクセサリーの無駄を無くすために、必要の無い割当を行わないという点がAppleらしいと思います。
背面は、Apple iPad Dockと同様に、Doclコネクターとオーディオ出力端子が装備されています。
Apple iPad Keyboard Dock (JIS)とApple iPad Dockを横に並べてみると、背面の支え部分の傾斜角が違っていることがわかります。
Apple iPad Keyboard Dock (JIS)とApple iPad Dockとでは、背の部分から後ろは同じ高さなのですが、背より手前のDock部分の高さが異なります。
キーボード入力を行いやすいための傾斜を使えるために高さが高くなり、それによって視点も変わるため、傾斜角が異なっていると思います。
相当テストを繰り返しながらデザインされていることを表していると考えられます。
Apple iPad Keyboard Dock (JIS)には、日本語入力モードに直ぐに切り替えるためのかなキーがあります。
USキーよりも、こちらの方が1個のキーを押すだけで切り替えられるため便利だと思います。
iPad用のキーボードなのに、Apple Keyboard (JIS)と同じデザインがされている理由は、Windowsユーザーから見ると、単にコストダウンしているためと思うでしょうが、Appleとしては、Macintoshと共通デザインのキーボードを採用することで、iPadをきっかけとして、Windows PCから、iMacやMacBook Proにスイッチした時、スムーズに使えることを考慮していると思います。
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