WWDC22で明らかになったiOS 15.4以降から搭載されていた新機能や新技術
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Appleが開催した「WWDC22」におけるセッションの中で、iOS 15.4以降から搭載されていた新機能や新技術に関する説明が行われました。
Appleのサポート情報「iOS 15 のアップデートについて」中では説明がされていない内容をピックアップしてみました。
カメラ機能に関する「Discover advancements in iOS camera capture: Depth, focus, and multitasking」で、AVFoundationでLiDARスキャナにアクセスできるようになり、新しいAVCapture Device Typeとして、ビデオと深度を提供する内蔵LiDAR Depth Cameraを導入し高品質で高精度な深度情報を生成することが可能になっています。
この新しいAVCaptureDeviceは、背面広角カメラで映像を、LiDAR Scannerで奥行きを取得するもので、映像も深度も広角カメラの視野に収まるように撮影されます。
また、TrueDepth AVCaptureDeviceと同様に、すべてのフォーマットが深度データの配信に対応しています。
この新しいAVCaptureDeviceは、LiDAR Scannerからの疎な出力と背面広角カメラからのカラー画像を融合して、高品質の深度データを生成します。
LiDARとカラーの入力は、機械学習モデルを用いて処理され、高密度な深度マップが出力されます。
動画再生時の操作性について説明した「Create a great video playback experience」で、AVPlayerViewとAVPlayerViewControllerの両方に追加した新しいAPIを使って、オプションで再生速度メニューを表示することが、macOS、iOS、tvOSで利用できるようになっています。
Safari機能拡張関する「What’s new in Safari Web Extensions」で、iOS 15.4、iPadOS 15.4、macOS Monterey 12.3から搭載されたSafari 15.4以降で、Chrome拡張機能「Manifest V3」をサポートしていると説明がされています。
なお、Manifest V3では、ポリシーは "extension_pages" をキーとするオブジェクトを使用して定義され、スクリプトのリモートソースは許可されなくなりました。
新しいヘルスケアについて説明する「What's new in HealthKit」で、Swift async をサポートするためにクエリ API が更新されています。
クエリーは HealthKit の不可欠な要素であり、Swift async のサポートにより、より簡潔な構文で使いやすくなりました。
クエリによって、HealthKit から様々なデータを読み込み、述語を使って結果をフィルタリングし、また新しいデータが入ってきたときにそれを監視することができます。