Apple、iOS 17.2からiPhone 15 Proシリーズに空間ビデオ撮影機能を提供開始(MV-HEVC)
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Appleが、iOS 17.2により、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのユーザーは空間ビデオ(MV-HEVC)を撮影ができるようになったと発表しています。
空間ビデオは画期的な新機能で、ユーザーは人生の貴重な瞬間を撮影し、来年初旬以降、Apple Vision Proでそれらの思い出を追体験できるようになります。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントGreg Joswiak氏は「iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、スマートフォンの中でも最高のビデオクオリティを含め、これまでAppleが開発してきた中で最もパワフルなカメラシステムを搭載しています。そして今、私たちは、ユーザーが特別な瞬間をそのまま撮影するできるようにし、可能なことの新たな基準を打ち立てています。空間ビデオは魔法のようであり、2023年初旬にApple Vision Proでユーザーに実際に体験していただける日を心より楽しみにしています。」と述べています。
「設定」で空間ビデオ撮影を有効にすると、ユーザーはiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの先進的なカメラシステムを利用して、お気に入りの瞬間を3次元で撮影できます。
空間ビデオは、標準ダイナミックレンジで1080pの解像度、毎秒30フレームで撮影されます。先進的なコンピュテーショナルビデオ撮影技術とHEVC圧縮により、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、美しい空間の思い出をコンパクトなファイルサイズで提供します。
iPhoneでの空間ビデオの撮影は、iPhoneでの通常のビデオ撮影と同じくらい簡単で、カメラアプリをビデオモードで開き、iPhoneを回転させて横向きにし、空間ビデオアイコンをタップして、録画ボタンをタップします。
iPhoneは、先進的なメインカメラと超広角カメラの両方でビデオ撮影を開始し、超広角カメラの視野をメインカメラの視野と一致するようにスケール変更した後、1つのビデオファイルに保存します。
iPhoneやそのほかのデバイスでは、空間ビデオは通常の2Dビデオのように表示され、ほかのビデオと同様にメッセージなどのアプリを使って視聴や共有ができます。
ユーザーは、自分で撮影した空間ビデオすべてを、写真アプリの中の、新しい「空間」のアルバムで見つけることができます。また、空間ビデオはすべてiCloudを通してデバイス間で同期されます。
空間ビデオは、Apple Vision Proで生き生きと映し出されます。iCloudで、ユーザーは写真アプリのライブラリ全体にアクセスでき、ビデオを実物大のサイズで、あざやかな色と圧倒的なディテールで視聴できます。Apple Vision Proでは、空間ビデオをウインドウで再生することも、友人とのお祝いや特別な家族の集まりなど、思い出の各瞬間にタイムスリップできる没入感のあるビューに拡大することもできます。
Apple Vision Proの発売前にiPhoneで空間ビデオが撮影できるようになるので、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのユーザーは、今から友達や家族との瞬間を撮影し始めることができ、Apple Vision Proを初日から楽しめます。
デベロッパー向けの空間ビデオ(MV-HEVC)に関する情報は「AVFoundation」ページで「HEVC Stereo VideoBeta」「Extensions to ISOBMFF for Stereo VideoBeta」「Stereo Video Contour Map MetadataBeta」として公開されています。