FileMaker カンファレンス 2012:オープニングセッションレポート
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
ファイルメーカーが、フォーシーズンズホテル椿山荘 にて「FileMaker カンファレンス 2012」を開催しました。
まず、FileMaker の現在の状況についてファイルメーカー株式会社のBill Epling (ビル・エプリング) 社長 より説明が有りました。
日本は売り上げの 25% を上げている非常に重要な市場であり、日経平均の基準となる企業の84%にもなる 225社の内188社で導入されているほどメジャーなアプリケーションとなっています。
これらの導入を支えているのが、FileMaker Technical Network のような膨大な技術資料や FileMaker Business Alliance のような専門性を持ったソリューション・パートナー企業。
FileMaker Business Alliance は 36都道府県、114社にも及んでいるので、日本全国で FileMaker を導入出来る状況になっています。
FileMaker は、これらの組織と共に成長して行くので、これからもサポートして欲しいという事でした。
続けて、Eric Jacobson (Sr. Product Manager) による新発売になったばかりの FileMaker 12 について説明が行われました。
FileMaker 12 で強化された最初のポイントは「オブジェクト」フィールドの拡張。
各種データやファイルを収納する 「オブジェクト」フィールドは FileMaker 12 よりドラッグ&ドロップ のファイル登録に対応しただけでなく、映像・音楽のフィールド内再生や PDF のフィールド内プレビューをサポートしました。
更にはサムネールの自動作成に対応しましたので、FileMaker Go のように通信帯域が細い環境からでの接続においてもスムーズな再生をサポートします。
続けてフューチャーされたのが iOS対応のFileMaker Goとの連携。
単純に FileMaker のデータを持ち出せるようにしただけでなく、touch UI でも間違えなく操作できるようにボタンのサイズや配置などをきめ細かく調整出来るようになりました。
FileMaker Go のようなソリューションで大切になるのは デザイン。
このデザインを素早く作成することをサポートするために「デザインテーマ」の全面的な見直しを行っただけでなく、他のコンテンツに応じて変化する「ダイナミックガイド」の機能などが追加されました。これらの機能によって、美しく、使いやすいデザインのデータベースが容易に作成出来るようになります。
最後に上げられたのは、スクリプトの SQL サポート。
SQL をサポートする事によって、DBエンジニアがより慣れた方法で、FileMaker を細かく制御できることになります。
このような数多くの新機能を持つ FileMaker Pro 12 を中心とした、FileMaker の各種ソリューション、テクニックが FileMaker カンファレンス 2012 では紹介されます。
なお、今回のオープニングセッションには FileMaker 守秘義務情報が含まれているため、それについては触れておりません。