クラリス・ジャパン「FileMaker カンファレンス 2019」を開催、将来の技術についても一部公開
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クラリス・ジャパンが、2019年11月6日〜11月8日の3日間、虎ノ門ヒルズフォーラムにて「FileMaker カンファレンス 2019」を開催しています。
社名が変わり、また、同社CEOも変わってからの日本初デベロッパーイベントとなります。
オープニングセッションにおいて、Claris InternationalのBrad Freitag CEOが、42 Silicon Valley、Apple Developer Academyについて説明し、Apple Developer Academyに関しては、1年かけて15ヶ国で展開する予定だと説明しました。
Clarisの製品に関して、FileMakerに加えて、買収したStamplayの技術を「Claris Connect」として2020年第一四半期に提供する予定だと明らかにしました。
また、将来にワークフローAppを提供する予定であることも明らかにしました。
これらは「Claris Core」と呼ぶセキュリティ、機敏性およびグローバルな可用性などが共通化されているそうです。
エコシステムの新しい取り組みとして「Claris Marketplace」を、日本でも2020年前半に展開したいと考えていると説明しました。
会社組織形態を新しくし、エンジニアリングチームと製品チームを分けることで、開発と製品にそれぞれ注力できるようにしたそうです。
Claris Internationalのプロダクトマネジメント&デザイン担当ヴァイスプレジデントSrini Gurrapu氏は、現在のFileMakerプラットフォームを高度な機能で発展させ、新製品であるClaris Connect、Clarisの次世代製品に力を注ぐと説明しました。
クラウドファーストとして、Cloudの新製品は現在の展開をCloudに移行し、オンプレミスのフットプリントを標準化すると説明しました。
また、FileMaker Cloudに点いても説明し、暗号化レベルの向上や、Cloudサービスを2020年第一四半期に日本でも展開すると説明しました。
Claris InternationalのSoftware Development Manager、Wesley Powell氏は、Facebookとコミュニティによって開発されているユーザインタフェース構築のためのJavaScriptライブラリ「React」を使用した「FileMaker Cloud」についてデモしながら紹介しました。
クラリス・ジャパンの法人営業部セールスエンジニアの小林ひとみさんが、将来のFileMaker 19に搭載される機能について説明しました。
FileMaker Go 19で、NFCリーダー、Siriショートカットがサポートされ、FileMaker Go 19とFileMaker 19でCore MLがサポートされる予定だそうです。
Srini Gurrapu氏が、Claris Connectについて説明しました。
最初に100以上のAppの中から、目的のサービスを提供するAppを選びトリガーを選択し、そしてアクションを設定したら完了という仕組みだそうです。
見た感じは、IFTTTに近いと思います。
株式会社ジェネコム
Dropbox Japan株式会社
Dropbox Japanが出展していました。
日本でも、最大100GBのファイル(Basic、Plus、Business Standard除く)を転送できる「Dropbox Transfer」サービスが開始された理由について質問したところ、日本におけるマーケットシェア拡大が主な目的だそうです。
株式会社PFU
PFUが、業務用スキャナー「fi-800R」の展示を行っていました。
スキャナードライバ「PaperStream IP」は、パスポートの読み取りが可能で、医療現場における外国人の診察を行う上で重要な機能だと説明していました。
NTTドコモUSA
NTTドコモUSAが、温度・湿度モニタリングサービス向けのIoTセンサーやルーターなどを展示していました。
IoT向け無線通信技術「LoRaWAN」を採用していて、これらセンサーからの情報を、FileMakerで構築した店内レイアウトマップ上で表示するデモの展示を行っていました。
株式会社寿商会
寿商会が、FileMaker ホスティングサービス「KBS クラウド」を紹介していました。
また、Google Cloud Platformを利用して、手書き文字を認識してテキスト化し、それを読み上げるというデモも行っていました。
株式会社サポータス
サポータスが、コールセンターシステム「iRCA CALLsystem with BIZTEL」や、働き方改革支援ツール「HiTO-MAWARi/CHOKi」を展示していました。