Appleの新型スマートスピーカー「HomePod (第2世代)」をチェック
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Appleが、2月3日から発売する美しく象徴的なデザインで次のレベルの音響を提供するパワフルなスマートスピーカー「HomePod (第2世代)」(A2825)をチェックしてみました。
HomePodの歴史を振り返ってみると、HomePod (第1世代)は、2017年06月にWWDC2017で発表され、2018年2月9日からアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売が開始されました。
日本では2019年8月23日から発売が開始され、Wi-Fi 5GHz帯としてW52バンド(5150~5250MHz)とW53バンド(5250~5350MHz)の使用は屋内のみという表記が追加されていました。
2020年11月16日に「HomePod mini」が発売開始され、HomePod (第1世代)は2021年3月13日に在庫限りで販売が終了しています。
HomePod (第2世代)は、約2年振りに復活したモデルとなります。
HomePod (第2世代)の光るバックライトのTouchサーフェスは、HomePod (第1世代)と比べて端から端まで光るようになっています。
これにより、HomePod miniと同一の操作性を実現している感じがします。
HomePod (第2世代)は、HomePod (第1世代)と比べて、幅は同じで、高さが4mm低い168 mm、重さは200g軽量化された2.3 kgとなっています。
ちょうど、HomePod miniを縦に2個重ねた高さと同じです。
HomePod (第1世代)は、カスタム設計の高偏位ウーファー、振動板を20mmという驚異的な幅で振動させるパワフルなモーター、低音イコライザーを搭載した6つのマイク、7つのホーンツイーターのアレイが連係して動作していました。
HomePod (第2世代)は、カスタム設計の4インチ高偏位ウーファー、振動板を20mmという驚異的な幅で振動させるパワフルなモーター、低音イコライザーを搭載した4つのマイク、5つのホーンツイーターのアレイが連係して動作します。
HomePod (第2世代)は、HomePod (第1世代)と比べて、ホーンツイーターが2個、マイクも2個減った設計となります。
HomePod (第1世代)はiPhone 6などに採用されたA8チップを搭載していましたが、HomePod (第2世代)はApple Watch Series 7に採用されたS7チップが搭載されています。
なお、HomePod miniはApple Watch Series 5などに採用されたS5チップを搭載しています。
HomePod (第2世代)は、HomePod (第1世代)と同様に、継ぎ目がなく、通り抜ける音を遮らないメッシュ生地が使用されています。
環境に配慮した化繊糸で、メッシュ地に3D形成されています。
ホワイトモデルは、従来と同じ30%リサイクルのプラスチックを織り込んだ化繊糸なのに対して、ミッドナイトモデルは、100%リサイクルのプラスチック化繊糸となっています。
HomePod (第2世代)の編み込み電源ケーブルは本体色で統一され、簡単に外せるようになりました。
HomePod (第1世代)の電源ケーブルは、一応外すことは可能でしたが、かなり力が必要で、破損の原因にもなるため電源ケーブルを外すことは推奨されていませんでした。
HomePod (第2世代)にApple TV 4Kの電源ケーブルを接続してみたところ接続できました。
HomePod (第2世代)の電源ケーブルは約1.8mありますが、それでも電源ケーブルの長さが足りない場合は、必要な長さのFigure-8ケーブル(眼鏡ケーブル)で代用することが可能です。
HomePod (第2世代)の底面は、HomePod (第1世代)のシリコーンベースで凹んだ形状とは異なり、HomePod miniと同じフラットな形状になっています。
製造国はベトナム製と記載がされていました。
なお、日本で販売されるモデルには、HomePod (第1世代)と同様に、Wi-Fi 5GHz帯としてW52バンド(5150~5250MHz)とW53バンド(5250~5350MHz)の使用は屋内のみという表記が追加されています。
HomePod (第2世代)にはHomePod miniと同様にU1チップが搭載されています。
U1チップとiOS 16.2以降を搭載したiPhoneがあれば、Handoffを使用し、iPhoneで聴いているオーディオを、ビジュアルやサウンド、触覚的な効果付きでHomePodに引き継げ、その逆も簡単に行えます。
なお、HomePod (第1世代)でもHandoffは利用可能です。
HomePod (第2世代)には温度と湿度のセンサーが付いているため、置かれている部屋の温度や湿度を尋ねることができます。
例えば「Hey Siri、キッチンの温度は?」または「Hey Siri、地下の湿度は?」などと言うことで確認出来ます。
HomePod (第2世代)はHomePod (第1世代)と同様に加速時計が搭載されていて、本体を持ち上げた時に、本体が移動されたことを認識し、部屋の反射音をマイクで聞き取ることで、置かれた場所を自動的に認識する「空間認識」の再調整が自動的に開始され、20秒ほど室内検知が実行されます。
移動した場所に合わせてサウンドを調節するので、どこからでも最高のリスニング体験が可能となっています。
同じ部屋にある2台のHomePod (第2世代)のスピーカーをペアリングして左右のチャンネルにすることで、臨場感あふれるサウンド空間を作り出すことができます。
2台のHomePodスピーカーがステレオペアになっている場合は、1台のみをSiriリクエスト、アラーム、スピーカーフォンに使用できます。
なお、他のモデルのHomePodスピーカーとステレオペアは出来ません。
tvOS 16.3以降がインストールされたApple TV 4Kがある場合、1台のHomePodまたはステレオペアで魅力的なホームシアター体験を作り出すことができます。
最高のサラウンドサウンドが得られるようにHomePodを設定するには、壁から25センチ(10インチ)以内にスピーカーを置き、テレビの中心にできるだけ近づけます。
HomePodステレオペアを使用する場合は、スピーカーをテレビの左右に置きます。
最適なサラウンドサウンドを実現するためには、HomePodスピーカーの間隔を約1.2m(4フィート)にする必要があります。
HomePod (第2世代)は、HomePod mini や Apple TV 4K (第 3 世代) Wi-Fi + Ethernetと同様にThread 対応の「Matter」アクセサリホームハブとして使用できます。
iPhone や iPad とペアリングした「Matter対応アクセサリ」は、設定時に使った App にかかわらず、「設定」>「Matter 対応アクセサリ」に記録され、その情報は iCloud キーチェーンを使ってデバイス間で同期されます。
執筆:大石結花