Appleの「GarageBand 11」を試す
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Appleが発売を開始した「iLife '11」の音楽編集ソフト「GarageBand '11」をチェックしてみました。(Mac App Store)
基本ベースは、GarageBand '09のようなので、GarageBand '11とGarageBand '09を比較して、変わった点などを中心に見てみました。
新規プロジェクトから、任意のジャンルを選択すると、従来と同じプロジェクトウィンドウが表示されます。
ただ、メディアブラウザで、初期表示される項目が、ループブラウザーから、トラック情報に変更されています。(機能自体に変更はありません。)
細かい変更点としては、画面下の音量設定の横にメトロノームボタンが追加された事と、各トラック毎に録音を行う「マルチトラック録音」と「トラックのロック」が、デフォルトではオフになった事です。これらは、メニューのトラックで有効にすることで、従来と同じように利用出来ます。
メニューのトラック>リアルタイム音源のモニタを表示させると、各トラック毎にボタンが追加され、各トラックの入力源設定を行う事が出来るようになっています。
また、新規トラックで、ソフトウェア音源、リアル音源、エレクトリックギターの3種類から選択する場合、トラックサウンドの出力先を個別設定出来るようになりました。
ギタープロジェクトで用意されるギターアンプ(7種類)と、ストンボックスエフェクト(5種類)が追加されました。
これらは、Logic Express 9からの移植ではないかと思います。
Logic Express 9、Logic Studioに追加された、マウスでクリックしてドラッグするだけで、波形上の好きな位置でオーディオを自由に伸縮出来る「Flex Time」が追加されました。
出来る事は、Flex Toolの基本機能のみで、細かい編集が行えるFlexモードは装備されていない感じです。
また、任意のトラックを選択して、そのトラックの合わせて他のトラックをマッチングさせる「グルーブマッチング」が装備されています。
これは、Logic Express 9、Logic Studioに追加された、オーディオクオンタイズの基本機能だけが移植された機能で、トラックの音符解析を行って、自動的にトラック調整されます。
演奏方法を学ぶでは、レッスン自体は従来と同じですが、実際に演奏を行って、どれぐらい正しく演奏出来ているかを判断する「演奏結果」機能が追加されています。
レッスンストアでは、新しいレッスンとして「ロックギター」「ブルースギター」「ポップピアノ」「クラシックピアノ」が追加されています。
アーティストレッスンには変更はありません。
環境設定の詳細で、これまで、GarageBand '09では、リアル音源トラック数(255)、ソフトウェア音源トラック数(64)、1音原あたりの同時発音数に制限がありましたが、GarageBand '11では、Intel Macオンリーとなり、システム条件が新しくなったことからか、最大という項目が無くなっています。