ジェネコムの海外通貨対応や弥生会計書き出しなどに対応した、販売管理システム「Smart」はカスタマイズ前提のソリューション製品
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
株式会社ジェネコムが、イラスティックコンサルタンツ株式会社開発の販売管理ソリューションシステム「Smart」の販売を開始し、製品について、ジェネコムの高岡幸生氏と、イラスティックコンサルタンツの緒方宣行氏に話しを伺ってきました。
「Smart」は、ソリューションとして販売される販売管理システムで、発注、受注、仕入れ、在庫管理、見積もり、納品、売上、請求、仕入れなどの入出金管理など一連の販売管理が行えるシステムだそうです。
見積もりや受注伝票を複数の営業担当が見積書を作成しようとした場合に加え、複数の部署の担当者が作業を行おうとした場合、FileMaker Serverを使って共有することで、他の利用者の作業を待つ必要なく作業を進めることが出来るように構築されているそうです。
担当部門ごとに利用出来る機能に違いを持たすことが可能にもなっているそうです。
広く出回っている販売管理システムと違う点として、海外通貨を扱う事ができるのが特徴で、会計システムに渡す直前まで現地通貨管理が可能で、為替の差益差損を自動的に計算し、会計システムに渡す段階で円に変換する仕組みも標準搭載されているそうです。なお、標準では一海外通貨が扱え、オプションで複数通貨も扱う事が可能になるそうです。
また、複数倉庫の在庫管理もリアルタイムに管理可能で、倉庫間の在庫移動なども行う事が出来るそうです。
営業が出先で、iPhoneやiPadから「在庫照会」「入荷予定照会」「出荷履歴照会」「得意先別取引履歴照会」が可能だそうです。これはWebベースで提供されているそうで、入力は出来ないそうです。
Smartには、商品の出荷状況に関する推移を確認することが可能で、直近でどれだけ在庫補充を行った方が良いのかなどを、営業がその場で判断する資料としても利用することが出来るようになっているそうです。
その他の特徴として、弥生会計10以降に対応した書き出しが標準機能として搭載されているそうです。
税理士/会計士の中で広く利用されているフォーマットで渡す事が可能なため、税理士/会計士の環境がMacであるかどうかに拘る必要が無くなり、自社企業内はMacだけで業務を進める上での弊害が少なくなるようになります。
オプション機能として、大手流通のEDI受注データーの取り込みも可能だそうです。対応している流通会社については問い合わせして確認して下さいとのことでした。
Smartは「カスタマイズが前提」のソリューションであるため、この機能が無いから導入出来ないではなく、FileMakerベースであるため、既存の帳票伝票に合わせるといった、個々の企業業務上必要とされる機能をいくらでも別途プションとして追加することが出来るように考えられていているそうです。
すでに販売管理システムが導入されていて、Smartに移行を行う場合、過去データーを初期データー投入するサービスも、オプションとして提供することが可能だそうで、弥生販売のデーターを移行した事例があるそうです。
このSmart導入の価格については105万円からとなり、別途FileMaker ServerとFileMaker Proのライセンス数が必要になります。
FileMaker ライセンス導入費用例として、複数のクライアントで使用する場合、データベースをホストするためにFileMaker Serverが必ず必要になり、クライアント10人(台)で運用した場合のFileMakerのライセンス導入例は「FileMaker Server 11 × 1 :115,200円」(消費税別)「FileMaker Pro 11 × 10:342,000円」(消費税別)[1ライセンスあたり34,200円]となります。
他の販売会計システムは、システムそのものにライセンス数購入が必要になるのに対して、Smartの場合はFileMaker Proのライセンス数を追加することで利用社数を増やすことができるため、導入コストが、経営者にはっきり見えるというも特徴だと思います。また、売上げ、仕入れ、在庫に関するレポート機能も実装されています。
なお、接続ユーザー数が250人を超える場合はFileMaker Server 11 Advanced導入も考慮する必要がありますが、そこまでする必要性はあまりないかもしれないそうです。
ジェネコムは、FileMaker Business Alliance メンバーだけでなく、Apple Consultants Networkでもあるため、Macを利用した企業業務システム全体を構築することも可能であるため、Smartを含めた様々な相談にも対応してくれるそうです。