ファイルメーカー「FileMaker カンファレンス 2014」を開催
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ファイルメーカーが、2014年11月26日〜28日の期間、JPタワーホール&カンファレンスにおいて「FileMaker カンファレンス 2014」を開催し、ファイルメーカー社社長ビル・エプリング氏によるビジネスアップデートに続き、米国本社FileMaker, Inc.のマーケティング&サービス担当バイスプレジデントであるライアン・ローゼンバーグ氏が、プロダクトおよびテクニカルアップデートについてプレゼンテーションを行なった。
なお、ライアン・ローゼンバーグ氏のプレゼンテーション内容に関しては、守秘義務情報が含まれるためレポートはありません。
今回のカンファレンスに参加する45%のユーザーは初参加者だと話し、ファイルメーカーについて説明を行なった。
すでに2000万以上の出荷実績があり、15言語のインターフェースに対応し、iPad、iPhone、Mac、Windows、Web向けのカスタムビジネスソリューションとして導入されていると説明した。
また、世界市場における4分の1を日本市場が占めており、日本は、もっとも急成長を遂げている重要な市場だと説明した。
ロイヤルベルクリニック(愛知県名古屋市)では、新生児健診の問診票をiPadで実施しており、母親が直接操作するiPad上の問診票ツールから新生児管理データベースに問診結果を即時に転送することで、受診者と医師との円滑なコミュニケーションが図られるほか、データの分析や活用、作業効率化など、多くの導入効果を上げていると紹介した。
吉田茂医師は、医療者自らが必要なシステムを構築することが可能なのが最大のメリットだと語っていました。
2010年にiPadが登場してからFileMaker製品を対応させており、様々なデベロッパーから多くのソリューションが登場してきていると紹介した。
年間のライセンス契約「アニュアルライセンス」による購入が増えてきており、常に最新版を手に入れることが可能になることで、ビジネスの生産性を高めることが可能になっていると説明した。
FileMaker Developer Conference 2014において「FileMaker Excellence Award for Development of the Year」受賞した「シドニアの騎士」などを制作した日本企業のポリゴン・ピクチュアズが受賞したと紹介した。
2015年7月20日〜23日にラスベガスにおいて「FileMaker Developer Conference 2015」を開催する予定で、今回は、日本向けにパッケージツアーも提供すると説明した。
会場の展示ブースエリアでは「FileMaker iOS サンプルソリューション」で紹介されているFilemMaker Goを使用した様々な製品が、iPad miniでデモ展示されていました。
各ソフトウェアの説明に加えて、サンプルソリューションをカテゴリ分けした小冊子なども配布されていました。
今回のショウケースに出展しているFileMaker Business Alliance(FBA)のメンバー企業は、日本だけでなく、アメリカや韓国などからも出展していて、日本市場への注目が、国際的になっていることを感じさせました。
360Worksは、FileMaker データベースの同期を、httpベースで行うためのシステム「MirrorSync」を展示していました。
iPad、iPhone、ノートパソコンで持ち出した FileMaker データベースをネットワーク接続が無い場所で利用して、ネットワーク接続が可能になったら変更内容を FileMaker Server へ高速に同期することができるそうです。
FileMakerから利用出来るAPI提供デベロッパーという形で、インクリメントPが出展していました。
ウェブサイト・システムに簡単に地図を組み込めるAPI「MapFan API」を、FileMakerで導入した事例がきっかけとなり、今回初参加したのだそうです。
iOSやOS Xネイティブのマップと比較して、毎月データーを更新しており、データが最新であるところが特徴だと話していました。
FileMaker Goを利用したiPad レジシステムなどの導入が多くなったことで、エプソン販売が、FileMaker ソフトウェア対応レシートプリンターの展示を行っていました。
HTTP POST 方式を採用することで、プリンタードライバーを使用することなく、FileMaker ソフトウェアからダイレクトに印刷が可能だそうです。
また、iPhoneを用いたモバイル決済ソリューションで、MFi認証を取得している、スター精密のサーマルレシートプリンタを、スター精密代理店企業であるムーブが出展参加していました。
こうしたFileMakerと連動する周辺機器やAPIなどが出展しているのも、今回の特徴だと思います。
参加者に配られたノベルティとして、FileMakerロゴ入りスタイラスペン、エコバッグ、特製ノートに加え、インハウス開発者でも、ここまでできた!- 株式会社サンリオでのFileMaker活用事例で登壇されるということで、ハローキティとFileMakerとのコラボクリアファイルが配布されました。