ジェネコム:新製品FileMaker Pro 10注目の新機能紹介
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Apple Store, Nagoya Sakaeで、ジェネコムの高岡氏によって行なわれた「新製品FileMaker Pro 10注目の新機能紹介:Macでデータベースを使おう」に参加してきました。
高岡氏は、FileMaker Pro使いとして最高の栄誉である「FileMaker Excellence Award」を2005年に日本人として初めて受賞した人物で、また、FileMaker Proだけでなく、桐からOracleに至るまで、ありとあらゆるDBに精通した人でもあります。
最初に説明したのは、FileMaker Pro 10で新しくなった「ステータスツールバー」についてで、能率的なナビゲーション、優れたワークフロー、時間を節約できるショートカットを提供できるようになったと説明していました。
このUIは、Mac OS X Leopardや、様々ななアプリケーションでも採用されていますが、このMac OS XとWindowsとのハイブリッドアプリケーションであるFileMaker Pro 10が採用したことは、Mac UIの優れた機能性が、Windowsビジネス市場でも認知されることにもなるので、私はとても良い事だと思っています。
次に、よく使う検索の条件を保存しておき、ワンクリックで呼び出してすばやく検索することが出来る「保存済み検索」を紹介してました。
Mac OS X Leopardのスマート検索機能に近い機能で、頻繁に繰り返し使用する検索条件を保存可能になっただけでなく、内容を後から変更することも可能になっています。
次に、これまでプラグインを別途購入することで可能だった、SMTPサーバーを使って、直接サーバーにメール送信が出来る機能が標準搭載されたと紹介していました。
FileMaker Pro 10で新しくステータスバーが導入されたことで、テンプレートとレイアウトスタイル(テーマ)が、これに対応した仕様に変更されていると紹介していました。
FileMaker Pro 10のクイックスタートに、既存のデータベースから、データベースを作成で、Bentoからの作成などが追加されていると紹介していました。
初めてのデーターベースソフトウェアとして「Bento」が発売されていて、これでDBを育ててもらい、さらに高機能にしたいと思った時に取り込もうと思っても出来なかったが、FileMaker Pro 10からは可能になったと紹介していました。
高岡氏いわく「同じ会社が開発しているソフトウェアなのに、互換性が無いという状況の方が不思議だったと思う。」と、チクリ (;・・)
FileMaker Pro 10最大の機能とも言えるのが、ユーザのアクションをきっかけに起動するスクリプトを作成して実行できる「スクリプトトリガ」の紹介が長い時間をかけて紹介されました。
これを使う事で、今まで、FileMaker Proを開発する上で、面倒だった、レイアウト毎に表示面積を変えるといった(単純なこと)が出来るようになりました。
外部SQLソースへの対応として「MS SQL Server 2008」「Oracle 11」My SQL 5.1 Community Edition」などが追加されたと紹介していました。
最後に、高岡氏は、FileMaker Pro 10を導入する上でのメリットとして「フルスクラッチによる開発時間を1とすれば、ERPはその約3分の2、FileMakerであれば約3分の1になる。開発期間の短縮はコストの削減にもつながる」と述べ、開発期間を短くし、運用時間を長くすることによって、時間の余裕が生まれ、その時間をビジネスに向けられることに気がついて欲しいと話していました。
その後、参加者を交えたQ & Aが行なわれました。
その中に「出力データによって、プリンターへの出力先を選ぶことが出来るか?」という質問があり、これは良く聞かれる質問の1つとして「用紙設定、印刷設定でダイアログを出さない条件設定を行なえば、出力することが可能」と回答していました。