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Claris、FileMakerの最新バージョン「FileMaker 2024プラットフォーム」製品を発表

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Claris FileMaker 2024

Claris FileMaker 2024

Clarisが、FileMakerの最新バージョンである「FileMaker 2024プラットフォーム」を発表しました。

これには「Claris FileMaker Pro 2024」「Claris FileMaker Go 2024」「Claris FileMaker Server 2024」が含まれます。

新しいAIの統合


セマンティック検索

セマンティック検索

セマンティック検索は、検索クエリの意図や文脈上の意味を解釈し、クエリに含まれる 単語が検索対象データに存在しない場合でも、より関連性の高い結果を提供することが可能になります。

従来のテキスト検索では「Apple」という単語に合致したレコードを探すことだけしかできませんでしたが、セマンティック検索では、文脈を理解し果物の「Apple」ではなく、「企業の Apple に関連した情報」を探すことが可能になります。


ベクトル検索によるセマンティック検索

ベクトル検索によるセマンティック検索

オープンソース LLM を Conda にて実行するための Python コードとドキュメントを提供し、公開モデルまたはローカルモデルのサポートにより、データのセキュリティとプライバシーを管理できます。

REST APIを介したスクリプトLLM統合、組み込みCoreMLモデルを介した予測AIなど、AIに対するクラリスプラットフォームのサポートが大幅に拡張されています。

日本からのリクエスト


HTTPSトンネリングのサポート

HTTPSトンネリングのサポート

FileMaker Pro 20.3.1 以降から、FileMaker Pro はポート「5003」ではなく「443」で HTTPS トンネリングを使用して FileMaker Server と通信できるようになっていますが、iPhone/iPad用アプリ「Claris FileMaker Go 2024」でも利用可能になりました。

大手企業では社内ネットワークからインターネットアクセスをガチガチに管理している環境であることが多く、FileMaker Pro の導入を諦め、Webブラウザを使った FileMaker WebDirect のみを使用するなどで回避する必要がありましたが、そうした問題が解消されます。


GetLiveTextAsJSON 関数

GetLiveTextAsJSON 関数

FileMaker 2023プラットフォームから「GetLiveText」関数を利用することで、画像データからテキスト情報(数字を含む)を抽出することが可能となりましたが、FileMaker 2024プラットフォームでは「GetLiveTextAsJSON」関数を活用することで、XY 座標がわかるようになり、レシート読み取りなどの振り分け精度を向上させることができるようになります。


起動時にファイルを開くをサポート

起動時にファイルを開くをサポート

Claris FileMaker Go 2024から、起動時に指定のファイルを開くことが出来るようになりました。

iPadOSのアクセスガイドでiPadを1つのアプリにロックしたキオスク端末状態にした場合、Claris FileMaker Go 2024を起動すると同時に指定のローカルファイルが開くようになります。

Claris FileMaker Pro 2024も[すばやく開く] ボックスで、最近使用したお気に入りの FileMaker Pro ファイルを開いたり、Alt キー (Windows) または Option キー (macOS) を押したままにすると、選択したレイアウトが新しいウィンドウで開くなどの機能改善も行われています。


スクリプトステップでテキストファイルをサポート

スクリプトステップでテキストファイルをサポート

Claris FileMaker Go 2024から、 [レコードのインポート] スクリプトステップを使用して、FileMaker Go で .csv、.tab、.mer、および .dbf 形式のファイルをインポートできるようになりました。

なお、新規テーブルへのインポートはサポートされていません。

また、HEIC 形式のイメージファイルがオブジェクトフィールドでサポートされるようになりました。


外部ブラウザを直接起動

外部ブラウザを直接起動

Claris FileMaker Go 2024から、外部の Web ブラウザを直接起動できるようになりました。

スクリプトステップの新しい [外部ブラウザで] オプションがオンになっている場合、Claris FileMaker Go 2024 内ではなく外部の Web ブラウザでページが開きます。


ローカル通知

ローカル通知

スクリプトステップでApp が前面にある場合に表示オプションを追加することで、macOS、Windows、iOS、iPadOS に通知を表示することができます。

Claris FileMaker Go 2024から、[URL を開く]スクリプトステップで外部ブラウザを直接起動できるようになりました。

新機能


モバイルブラウザでタッチキーボード対応

モバイルブラウザでタッチキーボード対応

FileMaker WebDirect利用時に、モバイルブラウザでタッチキーボードに対応するようになりました。

ンプットメソッドの設定として、ASCII、URL、電子メール、数字キーパッドが用意されています。


ウィジェットを追加をサポート

ウィジェットを追加をサポート

Claris FileMaker Go 2024から、ウィジェットのサポートが追加されています。

新しいウィジェットはお気に入りのアプリへのリンクをサポートしており、Claris FileMaker Go 2024 を起動すると最も重要なアプリを自動的に起動できます。


WebRTCサポート

WebRTCサポート

Claris FileMaker Pro 2024から、Web ビューアで WebRTCのサポートが追加されています。 (Claris FileMaker Go 2024 ではサポートされていません)

Web ビューアが WebRTC を使用するには、FileMaker Pro を初めて起動したときに、ユーザーにカメラとマイクへのアクセスを許可するよう要求します。


ホスティング機能の強化

ホスティング機能の強化

Claris FileMaker Server 2024では、より明確な可視性と強化されたツールにより、管理者はスケジュールを見やすくし、チームとユーザを管理しやすくなりました。

FileMaker Server Admin Console 内でスケジュールを 1 つのビューに統合できるため、管理者はコンフリクトを回避できます。

スクリプトによるファイルのアップロードとダウンロード、ファイル名の変更、アプリケーションのバージョン管理をサポートしています。


Let's Encrypt システムスクリプト

Let's Encrypt システムスクリプト

Claris FileMaker Server 2024に無料で利用できる SSL 証明書の認証局「Let's Encrypt」のLet's Encrypt SSL 証明書を要求および更新するためのスクリプトが同梱されています。 (macOS と Ubuntu のみ)

Let's Encrypt を使用するには、サーバーにパブリックに解決可能なホスト名が必要です。

また、Let's Encrypt Certbot パッケージもインストールする必要があります。



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