iPad用動画編集アプリ「Final Cut Pro for iPad 2」を試す
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iPad用動画編集アプリ「Final Cut Pro for iPad 2」を試してみました。
Final Cut Pro for iPad 2は、iPadOS 17.6以降で、MシリーズまたはA16以降のチップを搭載したiPadが必要です。
iPad用Final Cut Proは1か月間無料体験でき、ファミリー共有を使用して最大5人の家族とiPad用Final Cut Proのサブスクリプションを共有できます。
Final Cut Pro for iPad 2.2から、iPadの縦向きに対応して編集ワークフローが拡張されるようになりました。
iPhoneで撮影した縦動画を編集する場合に向いています。
Final Cut Pro for iPad 2.2から、キーボードショートカットを使って編集を高速化して、選択を微調整したり、ギャップに置き換えたり、基本ストーリーラインにリフトまたは上書きしたりできるようになりました。
iPadに接続またはペアリングされているキーボードがある場合、Final Cut Pro for iPadでキーボードショートカットを使用できます。
特定のウインドウを開く、「ブラウザ」から「タイムライン」にクリップを追加するなど、一般的な作業の多くは、1つまたは複数のキーを押すことによってすばやく実行できます。
アプリ内でキーボードショートカットのリストを開いて検索するには、接続またはペアリングされたキーボードでCommandキーを押したままにします。
Image Playgroundを利用して、コンセプト、テキストの説明、および写真ライブラリに含まれている人を組み合わせて、カスタム画像を数秒以内に作成するためのインスピレーションを得ることができます。(A17 ProまたはM1以降およびiPadOS 18.4以降を搭載したiPadが必要です。)
ツールバーの 「読み込む」ボタン をタップしてから、「Image Playground」をタップします。
・コンセプトから画像を作成する
テーマ、衣装、アクセサリ、場所などのコンセプトをタップします。
・説明から画像を作成する
「画像を説明」をタップし、説明を入力してから、「完了」をタップします。
・人の画像を作成する
「人」ボタン をタップして、写真ライブラリから人を選択します。
・ペット、自然、または食べ物の画像といった写真に基づいて画像を作成する
右下隅にある 追加ボタン をタップしてから、「写真を選択」または「写真を撮る」をタップします。
・画像のスタイルを変更する
右下隅にある 追加ボタン をタップしてから、「アニメーション」「イラスト」「スケッチ」いずれかのスタイルをタップします。
機械学習による新しい「ライトとカラーの補正」エフェクトを使って、ビデオや静止画像のカラー、カラーバランス、コントラスト、およびブライトネスを自動的に改善できます。
タイムラインのクリップをタップしてから、クリップの上に再生ヘッドをドラッグします。
画面の左下隅にある「詳細を表示」をタップしてから、インスペクタの上部にある 「エフェクト」タブ をタップします。
「エフェクト」の横の 追加ボタン をタップし、「カラー調整」をタップしてから、「カラー調整」の横にある 右矢印 をタップします。
ライトとカラーの補正の使用後は、それぞれの設定を手動で調整することができます。
ライブ描画を使ってApple Pencilや指でタイムラインクリップに注釈を付け、タイトルや落書き、線画を自分の感性で作成できます。
ツールバーの 「ライブ描画」ボタン をタップしてから、ライブ描画エディタの下部にある描画ツール設定を選択します。
鉛筆や指のストロークが記録され、ライブ描画クリップとしてタイムラインに追加されます。
また、ビューアでクリップを再生すると、鉛筆のストロークが別のクリップにスーパーインポーズし、「描画」エフェクトでアニメートされ、描画アニメーションの速度をカスタマイズもできます。
新しいリフレームエフェクトで映像をハイライトしたり、モジュラートランジションのあるビデオのオーバーレイを追加したり、カラーグレーディングプリセットやサウンドトラックを使ってコンテンツを洗練させられます。
タイムラインで、合わせたいクリップをタップしてから、そのクリップ内で再生ヘッドをドラッグします。
画面の左下隅にある「詳細を表示」をタップしてから、インスペクタの上部にある 「変形」タブ をタップします。
インスペクタで「自動サイズ変更」がオンになっていることを確認してから、以下のいずれかの操作を行います:
クリップのイメージ全体をフレームに合わせる: 「領域に合わせる」(デフォルト設定)をタップします。イメージがフレームに収まるように縮小され、フレームの残りの部分は黒いバーで埋められます。
クリップを拡大表示してフレームを埋める: 「幅に合わせる」をタップします。イメージが拡大され、フレームを埋めるようにクロップされます。
Final Cut Pro for iPad 2でPro Cameraのファインダーのガイドをオンにすると、ショットの構成を決めたり、焦点や露出オーバーの領域を確認したりするのに役立ちます。
ツールバーの ビデオ撮影ボタン をタップしてから「Pro Camera」をタップします。
カメラ画面で 「設定」ボタン をタップし、「ツール」をタップしてから、「レベル」をオンにします。
チルトとロールのインジケータがファインダーに表示されます。
ファインダーの水平線が完全に水平になると、白い水平バーがそろい、黄色に変わります。
また、カメラが完全に垂直になると、白い点が黄色に変わります。
上からの撮影では、カメラが下を向くと十字が黄色に変わります。
Apple Pencil Proを使ってプロジェクトを編集したり、ナビゲートしたりすると、触覚フィードバックが即座に返されます。
タイムラインやブラウザのフィルムストリップでクリップをスキミングできます。
Apple Pencilを使って、ビデオクリップに手書きのアニメーションやスケッチを追加することもできます。
Final Cut Cameraの改善
iPhone用カメラアプリ「Final Cut Camera 1.2」から、48 mmの望遠レンズに素早く切り替えて、パーフェクトショットを撮影でるようになりました。(iPhone 14 Pro以降が必要です。)
また、Apple Log LUTを適用して、オリジナルのシーンの鮮やかさを保ったままLogビデオをSDRまたはHDRで再生できます。(iPhone 15 Pro以降が必要です。)
空間オーディオでさらにリアルで臨場感のあるサウンドのビデオを録画できます。(iPhone 16が必要です。)
編集の自由度を高めて配信のオプションを増やすために50 fpsで撮影できるようになりました。
空間ビデオの取り扱い
Final Cut Pro for iPad 2では、Apple Vision ProまたはiPhone 15 Pro以降およびiOS 17.2以降で撮影した空間ビデオ(MV-HEVC)ファイルの取り扱いに関しては、別々のレイヤーに2つの異なるビュー(片目ごとに1つずつ)として保存されている一方を通常のビデオ素材として扱えます。
ただ、Final Cut Pro for iPad 2では、ステレオビデオまたは空間ビデオとして書き出したり、共有したりすることは出来ず、通常のビデオファイルとなります。