パナソニック、LUMIX G3 GF3 デビュー・イベントで「LUMIX DMC-G3」「LUMIX DMC-GF3」をチェック
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パナソニックが、2011年6月25日,26日にパナソニックセンター東京にて、間もなく発売される ルミックス Gシリーズ ムービー一眼の展示イベント「LUMIX G3 GF3 デビュー・イベント」が行われました。
今回発表されるのはファインダー搭載モデルの中ではエントリーレベル、LUMIX Gシリーズとしてはミッドレンジを担当する Gシリーズの「LUMIX DMC-G3」と、最小最軽量のエントリーモデル GFシリーズの「LUMIX DMC-GF3」の2機種です。
両モデルに共通していることで、一番役立つのは「パフォーマンスの向上」。これまでの Gシリーズは AEブラケティングのように高負荷の撮影モードを使うと著しく撮影速度が低下する問題が有りましたが、Gx3シリーズでは連写速度の低下はするものの、低下したのが気にならないレベルまで高速化されています。
この高速化の恩恵は連写速度などにも現われており、連写速度が約3.2コマから約3.8コマへ高速化されています。
本体容量については、操作系が置かれている軍艦部を削ることで小型化されていますが、この違いについてはイベント中のハンズオンでは分かりにくく、実感出来ないレベルでした。
容量の違いは分かりにくいものの、デザインの違いは使い始めて直ぐに「グリップ部のデザイン」で実感できます。LUMIX DMC-GF3については、LUMIX DMC-GF2よりグリップが大型化し、LUMIX DMC-G3はLUMIX DMC-G2のように急激に盛り上がる細いグリップから大きく緩やかに盛り上がるグリップとなったので、両機種共に手のサイズに関わらず握りやすく疲れにくくなっています。
デザインに関しては、LUMIX DMC-GF3で、LUMIX DMC-GF2の操作系に回転式の「コントロールダイヤル」が初めて使われました。
また、設定の一部における操作系インターフェイスにおいても、コントロールダイヤルを用いる事で素早い設定が可能となる事が一目で分かるデザインが用いられています。
ただ、コントロールダイヤルが小さ過ぎるので使い勝手については多少の疑問も残ります。背面液晶モニターはタッチパネルになっているので、タッチ系操作を改善した方が良いと思えるのですが....
内蔵の機能で特徴的な新機能は「クリエイティブコントロール」
LUMIX DMC-G3では上部のモードダイヤルに専用メニューが用意されるほどですが、LUMIX DMC-G3で利用可能なクリエイティブコントロールはセピア調にするなどの色調コントロールのみ。
対して、LUMIX DMC-GF3の「クリエイティブコントロール」では「ジオラマ」や「ハイダイナミック」などのメニューが選択可能になっています。
これは、LUMIX DMC-G3とLUMIX DMC-GF3で想定されるユーザ層の違いから生まれているものと考えられます。
映像について、1080/60i AVCHD で収録できるというスペックは Gx2シリーズから変化有りませんが、収録フォーマットが 17Mbps帯域のものしか選択できなくなっており、13Mbps帯域のものはサポートが無くなったとの事でした。
また、LUMIX DMC-G3では「サイズを優先するため」に、LUMIX DMC-G3はLUMIX DMC-G2では装備されていた外部マイク端子が廃止されています。
このように、LUMIX DMC-G3・LUMIX DMC-GF3共に、誰でも使いやすいモデルとして着実な進化が確認できるバージョンアップとなっています。