ソニーのフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラ「α99」をチェック
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ソニーが、有効約2430万画素の35?フルサイズRGB原色フィルター付“Exmor”CMOSセンサーを搭載したレンズ交換式デジタルカメラ「α99」の製品説明会を開始し、実機展示を交えての解説が行われました。
2008年10月に発売された有効約2460万画素フルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「α900」の後継機となります。
ボディはAPS機の最上位機種「α77」に非常に良く似ていて、少し大きいかなって程度です。
キヤノンの「EOS 5D Mark III」、ニコンの「D800」をライバル想定機としているようです。
軍艦部分もα77とほとんど同じですが、モードダイヤルにはスイングパノラマ撮影は用意されていますが3D撮影機能は無く、モード割当が3つ用意されています。
ホットシューは、レンズ交換式デジタルHDビデオカメラレコーダーアクセサリーも使用でき、XLRアダプターとマイクロホンキット「XLR-K1M」なども利用出来る拡張性の高い「マルチインターフェースシュー」が搭載されています。
ボディ前面には、動画撮影中にオーディオ録音レベルの調整やフォーカスエリア設定をはじめ、多彩なパラメーター調節を静かに行うことが出来る「サイレントマルチコントローラー」が搭載されています。
電子ビューファインダー「XGA OLED Tru-Finder」を搭載し、APS-Cフォーマットレンズを装着すると画角がAPS-C範囲に表示変更されます。また、Cyber-shot RX100と同じジャパンディスプレイ製のW画素を追加した液晶ディスプレイ「WhiteMagic」を採用しています。
背面側のFnボタンを押すと、液晶画面右側にパラメーターや項目の設定・変更が直感的に行える「クイックナビプロ」が利用出来ます。
出来ることが多い分、それらを探すのが面倒だと思いますが、アイコン選択で意図した設定値の選択が出来るのは便利だと思います。
α77にも採用されている3軸チルト液晶モニターが採用されています。
このチルト機構により、縦撮り時に光軸に合わせて液晶を動かしたり、3脚固定時に液晶の向きを変更するのも容易になります。
録画撮影時には、音声レベル表示により収録録音レベルを画面上で確認することが出来ます。
またジャイロも表示されます。
左下にある「AF RANGE」ボタンを押すと、デュアルAF対応レンズを使用した場合、フォーカス駆動の距離範囲を撮影者の意図に応じて任意に設定可能な「AFレンジコントロール」機能が利用出来ます。
背景や前景の動きに迷うことなく、狙った被写体にピントを合わせ続けることができます。
ソニーは動画撮影機能を強調していて、AVCHD「1920 1080/60p」動画撮影が可能で、20℃〜40℃でも連続撮影時間は29分を実現していると説明していました。
動画撮影時のフルタイムコンティニュアスAFにより、動画撮影時も、高速・高精度な位相差AFセンサーが常時稼働するそうです。
また、動体追従感度を3段階に調整することが可能だそうです。
HDMI同時出力が可能になり、カメラマンはファインダーを覗きながら撮影し、他のスタッフが撮影されている映像をHDMI接続モニターで同時確認することが可能になっています。
また、外部レコーダーを使った非圧縮動画記録も可能になっています。(HDMI出力は60p/60i)