キヤノンのWi-Fi機能を搭載ミラーレスカメラ「EOS M2」をチェック
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キヤノンマーケティングジャパンが開催した「Canon EOS M2ブロガーイベント」に参加して、2013年12月20日発売の「EOS M2」をチェックしてきました。
今回、EOS Mに用意された標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」、パンケーキレンズ「EF-M22mm F2 STM」、マウントアダプター「EF-EOS M」、スピードライト「90EX」に加えて、広角ズームレンズ「EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」がセットになった「EOS M2・トリプルレンズキット」が追加されているそうです。
これは、現在発売されているEF-Mマウントレンズが全部セットになったモデルという感じで、パッケージも専用デザインが用意されています。
デザインはEOS Mを踏襲しているそうですが、サイズがさらに小型化されたことで、ボディは完全再設計されているそうです。
また、ステレオマイクの位置も軍艦部分から、レンズマウント上位置に変更になり、指でマイクを塞ぐことも無くなっています。
モードダイヤルに「かんたん撮影モード」「応用撮影モード」の2つが追加されています。
従来は1つにまとめられていましたが、クリエイティブオート、ポートレートなどの撮影と、プログラムAE、マニュアル露出などの撮影が分かれたことで、タッチパネルで選ぶ作業頻度が低減されているそうです。
バリアングル液晶、EVFファインダー、内蔵ストロボなどは今回のモデルにも用意しなかった理由を質問したところ「とにかく小型化優先」というポリシーで作られているようです。
パナソニックのマイクロフォーサーズ「LUMIX DMC-GM」は、ストロボ内蔵でさらに小さいですが、大型センサー「APS-Cサイズ」モデルとしては、ソニーのEマウントモデル、富士フイルムのXマウントモデルと比べて小型だと思います。
プロ向けカメラも多く販売するキヤノンとしては譲れない点のようで、センサーサイズを落として、ただ小型を追求するという考えは無いっぽいです。
ただ、ライバル機と比べて、オートフォーカススピード遅かったことは否めなず、EOS M2は、EOS Kiss X7で採用した「ハイブリッドCMOS AF II」を搭載したことでAFスピードが向上したと説明していました。
速くなったというよりかは、ライバル機種と比べて遜色なく動作するようになったと考えた方が良いと思います。
EOS M2は、Wi-Fi機能が搭載され、iPhoneアプリ「EOS Remote」からカメラコントロールすることが可能になっています。
エントリー機のEOS Kissシリーズには搭載されておらず、Wi-Fi機能を使ったiPhone対応のエントリーモデルとして選択する価値がある気がします。
なお、Eye-Fiカードにも対応しています。
応用撮影モードで、STM搭載のレンズとの組み合せた場合、動く被写体に強い「サーボAF」が利用出来ます。
被写体が中央から外れても自動でピントを合わせ続けている状態を示すため、青い枠で表示されるようになっていて、分かりやすくなっています。
クリエイティブオートの機能として、EOS Kiss X7にも搭載されている、背景のボケ具合を確認できる「背景ぼかし設定」が利用可能になっています。
また、1回のシャッターで作画効果のあり/なし(標準設定)の2枚を撮影し、直後に1画面で比べられる、2枚同時撮影の「エフェクトショット」も利用可能になっています。