Olympus WorkspaceとOM-D E-M1X/E-M1 Mark IIを使用して、eGPU風にRAW画像処理できる「USB RAW編集」機能
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
オリンパスが「OLYMPUS PHOTOFESTA 2019」を開催し、同社のデジタルカメラユーザーが利用出来る画像編集ソフトウェア「Olympus Workspace」の展示を行っていました。
ブースでは、カメラコントロールソフトウェア「OLYMPUS Capture」と一緒に、macOS CatalinaがインストールされたMacBook Pro (15-inch)上で動作していました。
2019年6月にOlympus Workspace Ver.1.1に、カメラボディーの画像処理エンジンTruePic VIIIを使用してRAW画像を高速に現像できる「USB RAW編集」機能が追加されているそうです。
これは、MacでeGPUを使用するのに似ていて、カメラ側を「PC RAW」モードに変更してUSB接続すると、RAW現像処理をMacではなくデジタルカメラに処理させるため、RAWファイル処理1枚で1秒ほどで完了するそうです。
このUSB RAW編集が使用できるのは、最新のファームウェアにアップデートされたOM-D E-M1X、OM-D E-M1 Mark IIの2機種のみだそうです。
また、給電状態にはならず、本体バッテリーを消費するそうです。
なお、カメラ側の画像エンジンを使用するアイデアは、富士フイルムの「FUJIFILM X RAW STUDIO」が先に実現している機能です。
2019年10月17日に配布開始されたOlympus Workspace Ver.1.2には、複数の写真データーを重ねて合成する「多重合成」や、JPEG 仕上がりに「モノクロ・セピア」が追加されています。
また、OLYMPUS PEN E-PL10に搭載されているアートフィルターのファインチューンをMac上でも行えるそうです。
1回のシャッターで自動的にピント位置が異なる連続写真を撮影できる「フォーカスブラケット」写真を合成し、全体的にピンが合っている写真を作りだす「深度合成」機能が追加されています。
カメラ上では写真枚数に制限がありますが、Olympus Workspace上では最大999枚まで合成することができるそうです。
連続する複数枚の写真から明るく変化した部分のみを合成する「比較明合成」機能が追加されています。
インターバル撮影した星空写真を合成することで多重露光撮影したような写真を作りだすことが出来るそうです。
オプション設定として、暗い部分のみを合成する比較暗合成にも対応しているそうです。
インターバル撮影した写真を複数合成して、タイムラプス動画を作りだす「タイムラプス合成」機能も搭載しているそうです。
なお、Olympus Workspaceは、各カメラボディが搭載する画像処理エンジンをシミュレーションするため、カメラボディが搭載するエンジン以上の編集は出来ないそうです。