Blackmagic Designが、AppleのWWDC24で、Apple Vision Pro向けコンテンツ撮影カメラ「Blackmagic URSA Cine Immersive」を発表しています。

Apple Immersive Video用に設計された固定式のカスタムレンズシステムを搭載し、センサーは両目それぞれが8160 x 7200解像度で、ピクセル単位の同期と驚異的な16ストップのダイナミックレンジに対応しており、撮影監督は90fpsのステレオスコピック3Dイマーシブ・シネマコンテンツを1つのファイルに収録可能です。

カスタムレンズシステムは、URSA Cineのラージフォーマット・イメージセンサー専用に設計されており、製造時に極めて正確な位置データの読み取りと保存が行われます。

各目でマッピング、キャリブレーション、保存が行われるこのイマーシブ・レンズデータは、Blackmagic RAWファイルに保存され、ポストプロダクションで使用できます。

重量バランスの取れたボディは、堅牢なマグネシウム合金製の筐体に、軽量のカーボンファイバー・ポリカーボネートによる仕上げが施されており、撮影現場ですばやく移動可能です。

12G-SDI出力、10Gイーサネット、USB-C、XLRオーディオなども搭載。開閉式モニターは、片側に5インチの大型HDRタッチスクリーン、反対側にカラーのステータスLCDを搭載し、カメラの右側はアシスタント用のステーションで、2つ目の5インチHDRタッチスクリーンがあるので、スタッフがカメラ周辺で作業する上で外部モニターは必要ありません。

カメラの後部には24Vおよび12V電源をサポートした8ピンのLemo電源コネクターが搭載されているため、既存の電源、バッテリー、アクセサリを用いてカメラを簡単に使用できます。

Blackmagic URSA Cine Immersiveには、250Wの電源およびBマウントバッテリープレートが同梱されるので、IDX、Blueshape、Core SWX、BEBOBなどのメーカーからの幅広い種類の高電圧バッテリーを使用可能です。

他にも、トップハンドル、高速Wi-Fi用のアンテナ、ベースプレート、24V電源、高電圧Bマウントバッテリープレートを搭載しており、すばやいセットアップが可能です。

2024年中に一部のBlackmagic Designで発売予定です。