キヤノン「PowerShot S90」をチェック(ハード編)
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キヤノンの「PowerShot S90」を購入しました。2005年9月に発売された「PowerShot S80」から4年ぶりとなる後継モデルです。
以前は、Optio S4i(2004)、LUMIX DMC-FX9(2005)、EXILIM Hi-ZOOM EX-V7(2007)と変遷してきましたが、Xacti DMX-HD1010を機に、まったくコンデジを持ち歩かなくなってしまい、長らくコンパクトデジカメから遠のいてました。
購入の決めては、ISO320〜ISO12800の間での高感度撮影が可能な「ローライトモード」が搭載されていた事です。まあ、試してみたいという好奇心と、コンパクトデジタルカメラとして、キヤノン製を所有したことが無かったというのも理由の1つです。
対抗製品は、パナソニックの「LUMIX DMC-LX3」なのですが、重さが約200g(総重量)と、LUMIX DMC-LX3の約265g(総重量)より65gも軽いこともポイントでした。
ただ、動画撮影機能が640x480サイズでMOV(H.264/リニアPCM)形式なのに対し、LUMIX DMC-LX3は、180x720サイズでQuick Time(Motion JPEG)形式とHDサイスで撮影出来るのですが、どちらも音声がモノラルなので、ほとんど使う事はないと考え、選択肢として上げませんでした。
あと、拡張性は、LUMIX DMC-LX3の場合、アクセサリーが色々あるように見え、それがカタログの表紙で強調されていますが、これらはレンズアダプターを使わないと装着できないです。PowerShot S90は、スレーブ機能を利用して発光する外付ストロボ「HF-DC1」が一応使えるみたいですが、調光センサーによる自動制御のため、回りでストロ撮影してる人が多いと反応しちゃうのが難点で、よって拡張性は無いと言って良いと思います。
付属品は、バッテリーチャージャー、バッテリーパック、USBケーブル、AVケーブル、CD-ROMで、ACアダプターキットは別売です。
ACアダプターキットはカメラをAC駆動させるためのもので、本体を充電することは出来ず、別売となっているようです。
本体を上から見てみました。電源ボタン、コントローラーリング機能切り換えボタン、シャター/ズームレバー、モードダイヤルなどが配置されています。
モードダイヤルですが、モーダイヤルの下に、シャッターを押す時に親指をかける部分があり、これが、モードダイヤルより少し大きくデザインされていて、モードダイヤルが回し辛いです。
背面は、ショートカット/イージープリントボタン、再生ボタン、ファンクションボタン、ディスプレイボタン、メニューボタンと一般的なボタンが配置されています。
様々な撮影機能は、ファンクションボタンを押して、プレビュー液晶モニターに表示され、それをファンクションボタンで操作するといった、最近よく見られるタイプの操作方法が採用されています。
レンズはF2.0- 4.9で、35mm換算で28-105mm、シャッター速度換算約4段分の光学式手ブレ補正機構(IS)などが搭載されています。
最短撮影距離は50cm、マクロ時は5cmまでと、最近のデジタルカメラとしては足りない感じです。
レンズ回りのコントローラーリングを回す事で、レンズの焦点距離を28mm相当、35mm相当、50mm相当、85mm相当、105mm相当に切換えられる「ステップズーム」機能が搭載されていて、これで単焦点レンズ風の撮影を行なうことが出来ます。ただ、動画撮影時には無効になるようです。
フラッシュは、本体内蔵タイプで、フラッシュが必要になると自動的にポッアップします。
このポップアップはメカニカル方式で、電源をオフにすると自動的に収納されます。
サイドの出力ポートは、HDMI端子とUSB端子が装備されています。
このUSB端子は、USBストレージ機能、プリンター出力機能に加え、アナログのビデオ出力機能も兼ねています。
アナログのビデオ出力を見ながら撮影を行なう事が出来ます。なお、HDMI端子出力の場合は撮影機能は無効になるようです。