キヤノン「PowerShot S90」をチェック(JPEG編)
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キヤノンの「PowerShot S90」で、色々と撮影してみました。
普段撮影する感じというイメージで、手持ち撮影し、作成されるJPEGを色々と比べてみました。
まずは、名古屋高島屋のクリスマスディスプレイを撮影してみました。
オート撮影で、F4.0、1/30、ISO 160、プログラム撮影で、F4.0、1/125、ISO 640の画像を200%拡大で比べてみました。
オート撮影の方が、若干ソフトフォーカスが掛かったような感じで、プログラム撮影の方がシャープさが出ている感じです。
左の赤いクマのディテールを見てみると、ピクセルエッジが抑えられていて、滑らかなラインが出ています。
たぶん、PIXUSでフルカラー印刷した場合、オート撮影した方が、きれいな写真が出てくる気がしてます。(PIXUS持ってないので、想像でしかありません)
次に、ディスプレイに寄って撮影してみました。
オート撮影で、F2.2、1/60、ISO 80、プログラム撮影で、F4.0、1/80、ISO 320の画像を比べてみました。
オート撮影の方が被写体の解像性が高い感じで、特に、毛ブラシの質感がしっかり出ている気がします。
気になる、ISO320〜ISO12800の間での高感度撮影が可能な「ローライトモード」ですが、これは、1824x1368ピクセル固定で、ISO感度を含め、何も設定することが出来ません。なので、ISO感度を自由に拡張出来るわけではなく、カメラが自動で判断するというモードでした。
色々試してみて、グランドプリンス新高輪ホテルの部屋で、電気を全て消し、MacBook Pro (15-inch, Mid 2009)の液晶の明るさだけで撮影してみた作例で比較したいと思います。
オート撮影ですと、ISO感度設定が出来ないので、プログラム撮影とローライトモード撮影との比較になります。
プログラム撮影でISO 3200設定で撮影すると、広角側最大のF2.0、1.0、ISO 3200でシャッターが切れました。ローライトモードで撮影すると、F2.0、1/15、ISO 12800で撮影されたとメタ情報に書きこまれます。
実際に比べてみると、ローライトモード撮影より、ISO 3200感度設定で撮影した方が、部屋全体の光を捉えて撮影出来ていることが確認できます。
高感度撮影の良さは、本来であれば、RAWで撮影して、後から補助光効果を持ち上げる事で、本来、見えない光を引き出し出来る事だと思うのですが、PowerShot S90のローライトモードは、JPEG生成されてしまい、それが出来ないことが分かりました。
JPEGファイルではあまり意味はありませんが、とりあえず、Adobe Camera Raw 5.6で開き、補助光効果+70を掛けてみました。
そうすると、ISO 3200固定ファイルには、部屋の手前あたりの状態が確認出来る光情報が残されていますが、ローライトモード撮影ファイルには、そもそも光情報が残されていないことが確認出来ます。
どうも、ローライトモード撮影は、低速シャッターで撮影し、通常より高度なノイズリダクション処理をして、破綻しないように処理されている気がします。