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ソニー「NEX-5/NEX-3 特別体験会」で、ニューαのEマウントをチェック

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NEX-5/NEX-3

NEX-5/NEX-3

ソニーが、2010年5月15日に銀座ソニービル コミュニケーションゾーン OPUSにて開催した「NEX-5/NEX-3 特別体験会」に参加してきました。

写真家の小澤忠恭氏、その江氏によるトークショーが行われ、また、6月から秋にかけて発売される「Eマウント用 コンバーターレンズicon」なども試すことが出来ました。


小澤氏は、1ヶ月前に沖縄で撮影してきたそうで、全て手持ちで動画撮影を行ったと、実際の作品を映しながら説明を行っていました。

ソニーα初の動画撮影機能という点が注目されるが、実際は、静止画の画質も進化していると説明し、首都高速でダッシュボードに置いても追随する手ブレ補正機能が凄いと話してました。

今回は、三脚とレフ板を使わないで撮影したそうで「NEX-5icon」を正面から見ると威圧感がないのが良く、被写体の顔が緊張しないと話し、カメラは両手でホールドして撮影する事が良いと考えているが、片手で持ってもブレないカメラが出てきてしまったと感想を述べてました。

Dレンジオプティマイザー」機能や「オートHDR」が有効になることでレフ板を必要しない撮影が出来ると作品を紹介しながら説明し、オート撮影モードが一番面白いカメラだと思うと話してました。


続いて、その江さんが登場し、最初「NEX-5icon」が渡され、次に「NEX-3icon」を持った時、グリップが薄く、握って構えることが出来ないとソニーの製品担当に伝えたところ、それは、カメラマン的発想で「NEX-3」は、爪の長い女性が持っても違和感のないグリップデザインが採用されていると説明を受けたと話してました。そのため、わざわざ、爪にマニキュアを塗って来たそうで、女性が持つ持ち方というのを紹介していました。

その江さんは、シャドー部の再現性が高いのが特徴で、チルト可動式液晶を使う事で、真下に向けて撮るのに最適だと話し、また「スイングパノラマ」撮影が面白いと話してました。

2人の感想として、感度が高くてもノイズが出にくい撮影が出来るのが特徴で、動画撮影に関しては、2〜3秒の動画撮影を組み合わせた作品の方が、スチール撮影の間隔で撮影するのが面白いと思うと感想を述べてました。


その後、タッチアンドトライコーナーで、実機をチェックしてきました。

NEX-5icon」と「NEX-3icon」を背面から見てみると、グリップの高さが異なるのが分かります。

そもそも、この2機種は、使うユーザーの持ち方が違うことを想定して設計されていて、上位機種、普及機種といった単純なセグメント分けがされているわけではないことが伺えます。


NEX-5iconとは、NEX-3iconよりもサイズの小さいのですが、レンズのボトム部分に凸デザインがされていて、NEX-5iconを床置きすると、ボディーとレンズとが水平になるよう配慮されています。

最初は、この突起部分は無かったと思われ、後に、ボディが大きいNEX-3iconが、自然に水平になるのに、NEX-5iconはならないことが分かり、デザイン修正が行われた?と想像しています。そのためか、NEX-5iconは、ボディーの両端が、中に浮いています。


SEL1855

SEL1855

試せるレンズとして用意されていたのは2つで、1つは、35mm換算で27mm-82.5mmの焦点距離をカバーする光学約3倍のE 18-55mm F3.5-5.6 OSSズームレンズ「SEL1855icon」(6月3日発売)で、レンズ内光学式手ブレ補正機能は、フルHD動画撮影を考慮した設計のため、非常に手ブレ防止性能が高いのが特徴です。


SEL16F28

SEL16F28

もう一つは、非球面レンズを使用(1枚)した5群5枚のシンプルかつ高画質な光学系を採用したE 16mm F2.8パンケーキレンズ「SEL16F28icon」で、このレンズをベースに、色々なコンバーターレンズを装着する仕組みになっています。

このデジタルカメラは、撮影最短距離がレンズ性能に依存し、シーンセレクトでマクロモードに切り替えたとしても、最短距離は変わらない仕様のため、コンパクトデジタルカメラのように1cmマクロ撮影といったことが出来ないそうです。

なお、これらのレンズは、新しい「Eマウント」という仕様となっています。


撮影モードの切替等は、全て液晶に表示されるGUIデザインメニューで行います。瞬時にモードを切り替えようとしたりすることは出来ず、タッチパネルでもなく、全て、右サイドのコントロールホイールを使って操作します。

このコントロールホイールの操作方法には難点があり、回す動作と上下左右に押す動作とが、メニューによって細かく違い、結構迷うという点が上げられます。それは、動画レビューを見てもらえば一目瞭然で分かると思います。


撮影アドバイス機能として搭載されている「背景ぼかし」は、ダイアルを回すことで、シャッタースピードと解放値が変わるメカニカルな部分を分かりやすく表現したメニューです。液晶面でリアルタイムに変化するため、詳しいカメラの知識がなくても、ボケ味をコントロール出来るので便利だと思います。


6月24日発売のE 16mm F2.8単焦点レンズ「SEL16F28icon」に装着して、35mmフィルム換算18mmの超広角で遠近感を強調した撮影が行える、2010年秋発売予定のウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU1icon」と、フィッシュアイコンバーター「VCL-ECF1icon」(6月3日発売)を試す事が出来ました。

撮影画像を持ち帰る事が出来なかったので、液晶背面の映像から画角を判断するしかないのですが、一応その液晶面の撮影写真をアップしておきます。


SEL16F28

SEL16F28

SEL16F28iconの撮影状態


VCL-ECU1

VCL-ECU1

VCL-ECU1iconの撮影状態


VCL-ECF1

VCL-ECF1

VCL-ECF1iconの撮影状態


動画撮影モードに違いがあり、NEX-5iconは、AVCHD撮影とMP4撮影の2つのモードがあり、AVCHD撮影設定の場合は、1920x1080固定で、画像サイズは選択出来ず、MP4撮影の場合だと、画像サイズメニューで、1440x1080か640x480を選択出来ます。

NEX-3iconの場合は、MP4撮影しかないので、動画撮影モードの切替はなく、画像サイズ設定で、1280x720 Fine、1280x720 Std、640x480の切替が行えます。

動画撮影時に、シャッターボタンを押すと、その度にオートフォーカス調整が掛かります。

利用者からしてみれば、撮影モードの切替はどうでも良く、画像サイズの切替メニューに、画像サイズ横に、カッコで、AVCHDかMP4の表記を加えた方が分かりやすいだろうと思いました。


アクセサリーとして、音の広がりを2段階(90度・120度)に切り替えることが出来るステレオマイクロホン「ECM-SST1icon」、E 16mm F2.8専用設計の光学ビューファインダー「FDA-SV1icon」、装着レンズによって、トップカバーを変えられる「Eマウント用 ケースiconなどが展示されていました。

マイクは角度以外には設定が用意されていませんが、人間の耳で聞いた感覚に近い90度と、その他雑多な音を拾って臨場感を高める120度の2つで十分使えると思います。

また、ボディーケースですが、これは、ボトム部分とトップ部分とが分かれて発売されるそうで、メインで使うレンズを考えて、ケースを購入した方が良さそうです。



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