US Apple Storeで、iPod touch (4th generation)の販売が開始されていました。

まず、iPod touch (4th generation)は、従来のiPod touch (3rd generation)、iPod touch (3rd generation)の透明プラスチックケースのデザインが変更されています。


撮影協力：DRIFT DIARY XIII

従来は、iPod touch本体を底面のプラスチック版から出ているガイドで挟み込む方式が採用されていましたが、今回から、iPod nano (6th generation)、iPod Shuffle (4th generation)と同様に、背面プラスチック版に切り込み口を設けて、そこに、本体を保護しているテープを回して固定する方式に変更されています。

底面には、イヤフォン、Dockコネクタ用USBケーブル、クイックスタートガイドが同梱されています。

iPod touch (3rd generation)には入っていたApple Universal Dock アダプタが同梱されなくなりました。

今回から、Dockアダプタが必要な場合「Apple Universal Dock アダプタ (3パック) - iPod touch（第4世代）」（３個入り）を別途購入する必要があります。

液晶面は、従来と同様に、画面のスクリーンショットが印刷されたフィルムが貼られています。ただ、従来は、液晶面だけのシールとして独立していましたが、パッキング方式の変更により、背面に回り込むミミが付いたフィルムに変更されています。

この変更により、プラスチックの中仕切りから、本体を支えていたガイドプラスチックパーツの削減が実現されています。

ちょっとのパーツですが、iPod touchの総出荷量を考えると、相当なプラスチックパーツの削減に繋がるんだと思います。

iPod touch (4th generation)の背面は、初代iPod touchのように、カーブを描きながら、多くの面が平になっています。

これは、次世代iPod touch (4th generation)は、少し幅が小さく薄いかもしれない？で考察したように、フロントパネルとボディとの接続方式が、初代iPod touch式に戻された事で可能になったと考えられます。

iPod touch (4th generation)の特徴と言えば、背面側にカメラがある事だと思いますが、このカメラ部分は、iPhone 4と比べると酷な感じで、iPhone 3Gのカメラ性能だと思った方が良いかもしれません。

iPod touch (4th generation)を、同じ底面が平らな、初代iPod touchと比べてみると、かなり幅が小さくなっていることが確認出来ます。

また、背面筐体のアールが強くなり、より薄さを感じます。

今度は、iPod touch (4th generation)と初代iPod touchを横に並べてみると、４世代を経て、どれだけ薄くなったかが、よりはっきりと確認出来ます。

また、iPod touch (3rd generation)では、スピーカーが、Dockコネクタ内にありましたが、iPod touch (4th generation)では、Dockコネクタ横に配置されています。

背面を見てみると、iPod touch (4th generation)には、WiFiアンテナ用の黒いパーツは無く（ボリュームボタンパーツ内に隠されている）、変わりにカメラが有ります。

こうして見てみると、初代iPod touchは、iPod (Touchwheel)の流れの中にあったデザインモデルで、iPod touch (4th generation)は、iPhone 3G/3GSの流れにあるデザインモデルだと分かります。

同じように見えても、こうして比べてみると、Appleデザインにも、流行系統があることが分かって面白いです。

iPod touch (4th generation)をiTunesに接続して同期を完了させると、iPhone 4とは違い、Dockにミュージックとビデオが並びます。

オートフォーカス機能は無く、パンフォーカス仕様で、画面をタップした場合、露出補正されますが、フォーカスは変わりません。

画面をタップすると、デジタルズーム機能を利用するためのスライダーが表示されます。

設定＞壁紙には、iPhoneとは異なり、iPodシルエットの壁紙が４枚多く含まれています。

iOS 4.1のシステムバージョンは、4.1（8B117）と、iPhone 4など用のiOS 4.1アップデートと同じですが、iPod touch (4th generation)には、認証情報として、Japanが含まれていませんでした。

なお、日本で発売されるiPod touch (4th generation)には、ボディ背面に、技適マークが刻印されています。

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