PTP、札幌・名古屋・福岡でも利用可能になる地デジ放送全番組を8日間記録し検索出来る「地デジ版SPIDER PRO」を発表
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株式会社 PTPが、全チャンネルのテレビ番組1週間分を記録し、検索することが出来る法人向け製品「SPIDER PRO」の地デジ放送対応版「地デジ版SPIDER PRO」の製品発表会を開催しました。
発表に先立ち、同社社長の有吉 昌康氏が、SPIDERで目指したものについて説明を行いました。
現在の地デジ対応テレビの売り場は、単にテレビが見たいだけなのに、それ以上の説明がなされていて、とても難しい物になってしまっていると話しました。
昔のテレビは、電源を入れてチャンネルを回すだけで番組が見れて、パソコンの方が難しかったが、現在は、iPadの方が使いやすくて、地デジ対応液晶テレビの方が難しくなってしまっていると話しました。
ソニーの盛田氏が、テレビ番組を録画して、いつでも好きな時に番組が見られるように家庭用VTR機器の開発を支持したそうだが、今は、その番組予約が難しくなっているのが現状だと話し、SPIDERは、その番組予約を無くし、全てを記録して、すきな番組をいつでも見たり検索出来るようにした製品として発表したと説明しました。
また、あまりにもボタンの数が多いテレビリモコンに対して、SPIDERでは、ボタンの数を大幅に減らし、簡単にしたリモコンを同梱したが、地デジ版SPIDER PROでは、さらにリモコンを進化させ、携帯電話のようなボタンを追加したリモコンとなると説明していました。
地デジ版SPIDER PROは、UIを一新し、インタラクティブなデザインに変わると実デモを交えながら説明を行っていました。(動画で実際の動いている状態が見られます)
1週間分の全テレビ番組表を表示させながら、リモコンを操作することで、簡単に番組を確認することができ、また、すぐに再生することが可能だと説明していました。
地デジ版SPIDER PROは、携帯電話の文字入力エンジンを搭載し、持っている番組データベースを使って、予測変換を実現したと説明し、検索がとても便利になったと説明していました。
また、本体の記録メディア書き出し機能が、DVD記録からSDカードへと変更させるそうです。
2011年4月27日から発売開始される「地デジ版SPIDER PRO」では、現在の利用地域である東京・大阪に加えて、札幌・名古屋・福岡でも利用可能になるそうです。
地デジ版SPIDER PROの仕様は、幅430mm x 奥行き470mm x 高さ 88mm、H.264/AVC(1440 x 1080 HD)、常時記録領域約3TB、保存領域400GBで、価格は80万円(PRO用サービス利用料6万円/月額)だそうです。
その後「地デジのコピー制御とネットワーク活用について」と題したデジタルAV機器評論家 小寺信良氏による特別講演が行われました。
現在の地上波デジタル放送の記録方式に関する規格は、ユーザー無視とも言える複雑な状況で、それによって、地デジ版SPIDER PROで記録されたデーターを保存するための方法などの説明が行われました。
CPRM、DTCP-IP、DLNA、DVD-VRといった規格とはどんな仕様なのか、とても理解しやすい説明を行っていました。