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アイシン・エィ・ダブリュ、iPhone向け本格カーナビアプリケーション「NAVIelite」を発表

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NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス

NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス

アイシン・エィ・ダブリュが、これまで自動車メーカー・ベンダーに対してOEMにて車載専用カーナビを出荷してきた経験をスマートフォン向けに活かすナビゲーションシステムブランド「dribrain」(ドライブレイン)を立ち上げると共に、第1弾として iPhone 用のカーナビアプリ「NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」を発表しました。


同社が、数多くのメーカーにシステムを提供してきた実績を活かし、iPhone app にしたそうです。


NAVIelite は全ての地図データをアプリケーションに内蔵させた iPhone 3GS・4 に対応したカーナビapp。ナビゲーションには iPhone 内蔵の GPS だけを利用する上に、利用する地図データは全て内蔵されていますので、アプリをインストールした iPhone さえあれば高精細マップによるナビゲーションが直ぐに利用可能になっているという、手軽さが魅力です。


iPhone にはジャイロや地磁気センサーも搭載されていますが、これらのセンサーについては「車載器とは異なりiPhone は持ち運び可能であるために、車内でナビゲーション中にも助手席の搭乗者が使うなどによって、センサーから得られた情報が自動車の動きによるものか、iPhone が動かされた為に出たものか判別が付かないので現在のバージョンでは利用していない」となっています。また、車載カーナビでは一般的に利用されている自動車の動作情報については、「情報を得る為には自動車とケーブル結線をしなくてはならず手軽さがスポイルされてしまうために」、現時点では利用する予定は無いという事でした。


さて、内蔵されているマップですが、これは日本全国の25m〜200kmまでのマップ。アプリケーションを購入した時点では市街地レベルまでの地図が内蔵されており、この時点で約1.9GBの容量。アプリケーションを iPhone にインストール後に詳細地図を無償で追加ダウンロードする事となり、25m角の最詳細地図を全てダウンロードした時点で 合計約4GB という容量になります。

なお、これらの地図データは高速道路などの重要道路であれば開通後に出来るだけ早く、ランドマークなどについては 2カ月毎、年6回を予定しているアプリケーションのアップデートによって反映される予定となっています。


ナビゲーションの目的地設定は、住所を直接入力する他に、一般的なカーナビと同じようにタウンページに掲載されているデータが内蔵されていますので、検索して目的地として設定する事が可能です。ただし、残念ながら現行バージョンでは「連絡帳.app」などに登録されている住所情報から行き先を設定する事は出来ず「フィードバックを見ながら、優先度を設定して搭載して行きたい」という事でした。


目的地を設定してナビゲーションが開始されると、交差点では3Dマップによる交差点拡大表示や進路指示が行われる他、高速道路や車線数の多い幹線では推奨走行車線のガイドが表示されます。また、3GやWi-Fiによって通信可能な状況の場合には、アイシン社が専用サーバを経由してネットワークを介して VICS 情報を配信していますので、混雑情報の表示や渋滞回避路の提案などが行われます。


また、ナビゲーションは iOS のバックグラウンド動作にも対応しているために、NAVIeliteが動作中であれば、他の操作を行っていても、曲がり角などの案内を実行する目標地点に接近すると音声によるガイドが行われるということでした。


ナビゲーションは「Door to Door ダイレクトガイド」を目標として行われますので、設定目標に対して 30m以内までは確実にナビゲーションするように設計されています。これによって程々まで近付いただけで「目的地周辺です」と言ってナビゲーションが終了するような事は極力内容にしているという事でした。

これらの機能を盛り込んだ「NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」は、App Store にて1年間の利用ライセンスが 3,800円で販売されますが、今日から2011年02月16日までは発売記念の特別価格 2,600円にて販売されます。


さて、dribrainブランドの今後についてですが、ナビゲーション機能の一部を除いた「NAVIelite mini」を数ヶ月以内に出荷開始するのに続いて、2011年中には Androidへの対応と国際対応を行うというのが計画済みとして発表されました。

また、これらの決定済みロードマップ以外にも「iPad への対応」「Android タブレットへの対応」「歩行者や自転車などのナビゲーション」なども検討はしており、フィードバックの結果を見ながら対応を決定して行きたいということでした。


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