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CP+2011:三井公一氏「iPhoneで写真を撮ると、写真が上手くなる」(セイコーエプソン)

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三井公一氏

三井公一氏

CP+2011において、セイコーエプソンのステージで、三井 公一氏(@sasurau)による「iPhoneではだめですか?iPhoneで作品プリント」が行われました。


iPhonegraphy

iPhonegraphy

iPhoneだけで撮影し、iPhoneの中だけで加工し、それをインターネットサービスを通じて共有したりするといった、全てをiPhoneの中だけで完結することを「iPhonegraphy」と呼ぶと説明してました。


これは世界中でブームを呼んでいて、スペインの美術館からオファーをもらい、世界から選ばれた6名のアーチストが毎日一点ずつ作品を追加し、 会場のスクリーンに公開する展示会「iPhoneografia」にiPhone写真家として参加したそうです。

プロ用カメラ機材を使った仕事も行っているが、最近は、iPhoneで撮影するという仕事の方が多くなってきたそうで、一番稼いでいるカメラは、iPhoneかもしれないといった状況だそうです。


iPhoneのカメラは「約35mm固定焦点」で、画面をタップしてフォーカスを合わせる機能以外、ほとんど何も設定らしいものは無いカメラで、構図に気を配って写真を撮るだけという極めてシンプルなデジタルカメラで、これは写真の基本だ思えると説明していました。


レンズが35mm固定焦点なので、被写体に対して寄ったり引いたりして撮影したりといった頭を使って写真を撮ることが自然に身に付くようになり、良いロケーション、良いアングル、良いシチュエーションに出会えるチャンスが増え、iPhoneで難しいと感じる部分は、膨大にあるiPhoneアプリを使って補うことでカバーすることが出来ると説明していました。


Instagram

Instagram

また、写真SNSサービス「Instagram」の登場によって、さらに写真を撮影する枚数が増えるといった現象が起きていると説明していました。


iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉

iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉

こうして、iPhoneだけで撮影した写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉」を発売したところ、とても公表で、台湾や香港でも発売されているそうです。


フリック!

フリック!

iPhoneで撮影した写真の仕事として「flick!」という雑誌で、グラビア撮影を撮りおろした写真を掲載してるそうです。

iPhoneのカメラは絞りを持っていないため、露出はシャッタースピードとISO感度のコントロールによって行う必要があるが、暗いとスローシャッターになって、手ブレしやすくなり、また、さらに暗くなると、ISO感度が上がるため、ノイズが出やすくなるといった二重苦にはまるため、撮影場所を選ぶといった頭を使う事が必要だと話してました。


最近の仕事として、トヨタ自動車の「プリウス プラグインハイブリッド | STUDIO PHV」があり、川村ゆきえさんと一緒に、車に乗りながら、写真をリアルタイムにアップするといった事を行ったそうで、こうしたリアルタイム性が求められる仕事は、まさにiPhoneならではだと話してました。


Turtleback TurtleJacket for iPhone 4

Turtleback TurtleJacket for iPhone 4

iPhoneだけでは難しい撮影を行う場合のアクセサリーとして、フォーカルポイントコンピュータが販売する「Turtleback TurtleJacket for iPhone 4」を紹介していました。

これは、37mm系のレンズであればなんでも装着出来るのが特徴で、他社製のように小型レンズを使った場合の仕上がり感が今一だと感じていたところ、ちゃんとしたレンズを使えるアクセサリーが出てきたことで写真の幅が広がったと説明していました。





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