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第7回エプソンニューフォトフォーラム:アドビ システムズ「Adobe Photoshopで作品を仕上げるポイント」セミナーを開催

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アドビ システムズ

アドビ システムズ

第7回エプソンニューフォトフォーラムにおいて、アドビ システムズの近藤氏による「Adobe Photoshopで作品を仕上げるポイント」セミナーが開催されました。

近藤氏は、デジタルフォトの基礎知識として、作品には手間ひまをかけてじっくり取り組む事が重要で、デジタル編集で出来ない事は「ピント」と「諧調(ディテール)」の処理で、これらは、デジタル処理を行うと不自然で違和感が出てしまうので、デジタルカメラで撮影する段階で、しっかり行う必要があると説明していました。


Adobe Photoshop Lightroom 3

Adobe Photoshop Lightroom 3

最初に紹介したのは「Adobe Photoshop Lightroom 3」で、このソフトウェアは、汎用のデジタル画像処理ソフトウェア「Adobe Photoshop CS5.1 日本語版」とは違い、写真を扱う事に特化して開発されたソフトウェアだと説明していました。

膨大な写真セレクトを簡単に行える機能が充実しているのが特徴だと説明していました。


Adobe Photoshop Lightroom 3Adobe Photoshop CS5.1 日本語版Adobe Photoshop Elements 9 日本語版に共通する現像処理機能「Camera Raw」を上手く使って、写真を調整する方法を紹介していました。

パッと見た写真から選ぶのではなく、補正で露光量を調整しながら、写真の中にディテールが残っているかどうかを確認することが重要だと説明していました。


また、Adobe Photoshop Lightroom 3は、ヒストグラムを領域分割したゾーンで分けられていて、このヒストグラムを引っ張る事でトーンを調整することが出来ると説明していました。


もう1つの特徴として、Adobe Photoshop Lightroom 3は、編集作業を作業履歴として記録していく「非破壊編集」を採用しているため、画質劣化を最小限に抑えられると説明していました。



Camera Rawは、最新の画像処理技術を採用していて、Adobe Photoshop CS5.1 日本語版のノイズ軽減機能よりも、はるかに進化していると説明していました。

ディテールを選択し、ノイズ軽減から輝度調整を行うと、写真の粒状感をきれいに消す事が出来ると説明していました。

この処理をデジタルカメラ側で行おうとすると、かなりのパフォーマンスが要求されるため、出来ることが限られたことしか出来ず、そういった作業はパソコン上で行う方が良いと説明していました。

このCamera Raw編集は、RAWデータだけしか使えないと思ている方も多いと思うが、JPG、PNGなど、デジタルカメラで撮影されたデータであれば、なんでも扱う事が出来ることを覚えておいて欲しいと説明していました。


また、効果で粒子編集を行うと、デジタルカメラで発生するノイズとは違い、フィルムで撮影した時に発生する粒状感を再現したような処理が行われるため、デジタルカメラで撮影した作品と、フィルムで撮影した作品を混在させたい時などに有効利用出来ると説明していました。


Adobe Photoshop Lightroom 3Adobe Photoshop CS5.1 日本語版では、デジタル一眼レフカメラのレンズの情報を使ったレンズ補正を行うことが可能で、ニコンの「Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D」といった魚眼レンズで撮影した写真を、歪みを補正した写真にするといった事が出来るようになっていると説明していました。

このレンズ補正情報に、iPhoneも含まれていることも紹介していました。



Adobe Photoshop CS5.1 日本語版

Adobe Photoshop CS5.1 日本語版

Adobe Photoshop CS5.1 日本語版は、Adobe Photoshop Lightroom 3とは異なり、レイヤーを使った作業と、細かく部分的に補正を行うことが出来るのが特徴だと説明していました。

選択範囲で「境界線を調整」を利用すると、選択範囲を細かく選択することが出来るとでき、編集パレットを表示した状態で、マウスを動かすと、必要な部分を手動選択することが出来ると説明していました。


最後に印刷を行う場合の注意点として、Adobe Photoshop CS5.1 日本語版からプリントを行う場合の注意点として「カラー処理の2度がけをしない」という事だと説明していました。


基本は、Adobe Photoshop CS5.1 日本語版側では、プリンターによるカラー管理を選択して、プリンタードライバーのカラー調整項目で取り組むのが良いと説明していました。


Adobe Photoshop Lightroom 3の場合は、プリントタブで、カラーアMネジメントのプロファイルで、プリンターによって管理を選択する事で、プリンター側でカラー調整を行い、2度かけを防止することが出来ると説明していました。



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