Computex 2011:YUAN、HDMI入力 H.264ハードウェアエンコード式ポータブルビデオキャプチャボックス「UB668」を参考展示
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Computex 2011において、YUAN High-tech Development Co,. Ltdが、HDMI入力にも対応したH.264ハードウェアエンコード式ポータブルビデオキャプチャボックス「UB668」の展示を行っていました。
ブースでは、PS3のコンポジット出力を映像ソースにして「UB658」の特徴であるチャンネル同時出力でHDMIでテレビに、USBでPCにHD出力していました。
この2チャンネルに加えてSビデオも同時に出力できるということで、HDMIとコンポジットの2つの入力ソース、USBとHDMI、Sビデオの3つのビデオ出力がリアルタイムで行えるハードウェアというのは、今までに無かったような気がします。
この手のハードウェアはユーザー心が分かっていないと手触りの悪いプロダクトになりがちなのですが、ビデオキャプチャ以外にもUstreamでの活用法がチラシに挙げられていました。
USBはUSB Video Classの標準出力になっているので、デモ機のようなWindows PCだけでなくMac OS Xでも利用できるとのことでした。
製品に同梱する予定のゲームレコーダーはWindows用だけになるようですが、入力切り替えなどが行えるドライバーやアプリケーション開発のためのSDKについてはMac用も供給すると明言していました。
肝心の値段と発売時期に関して質問したところ「まだ答えられない」との事。決まったら連絡すると言われたのですが、基本的にOEM/ODM製品ということなので、どこかのメーカーが販売するのを待つしかないような感じです。
これを使えば、iPad 2にApple Digital AVアダプタを接続すれば、動画キャプチャー出来そうな感じがします。
これまで、HDMI入力キャプチャーが出来るH.264ハードウェアエンコーダーは、ランサーリンクの「HD-VR80G」ぐらいしか無かった(ADVC HD50はHDV、Atoms NinjaはProRes)と思うのですが、大きく、価格も高めの製品でした。
なお、Blackmagic Designの「H.264 Pro Recorder」もありますが、2010年4月に発表されたのに、いまだ発売されていません。