PHOTONEXT 2011:富士フイルム、iPhone Dock接続に対応したセルフプリントシステムサービスを参考展示
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富士フイルムが、PHOTONEXT 2011において、店頭デジカメデータ出力受付機のPrinCiaoなどでの iPhone 対応を発表および展示していました。
対応出力機において、記録メディアからの出力を選択すると「iPhone からの読込」というメニューが表示されますので、これを選択するとiPhoneのロックを解除した上で接続するように案内が出ます。iPhone を接続するとiOS のカメラロールがスキャンされ、カメラロール内に印刷可能な JPEG が見付かると読込プロセスに進みます。
読込プロセスにおいては 1秒1枚少々という速度でカメラロール内の全画像が一旦出力機に読込まれます。
読込み完了後は、通常の出力と同じように回転やトリミング、出力枚数の設定となります。
説明スタッフの持っているデモ用 iPhone4 には写真が 28枚しか入っていなかったので軽快に動作していましたが、自分の 3,000枚を超える写真が入っている iPhone4 ではカメラロールのスキャンに1分ほど掛かった上に、「印刷可能な全写真を一旦出力機に読込完了するまでは出力枚数の設定ができない」という現在の動作仕様上の問題から、事実上 利用困難だと思われました。
なお、この写真を読込み終わるまで出力設定などが出来ない問題については「読み込みの安全性を考えて、今の仕様となっているが課題としては理解しており、対処法を検討している」ということでした。これらの読み込み作業中には写真を転送するのに使っている Dockケーブルから供電はされ続けていますので、出力待ち時間を「iPhone の充電時間」だと思えば良いかも知れません。
ちなみに、出力機の対応機種はオフィシャルとしては iPhone のみ。
仕組み的にはカメラが内蔵されているためにカメラロールの有る iPod touch 4th・iPad 2 などでも動作するはずで有り、実際に動いてはいるものの、それらについては「現時点ではサポート外」という事でした。
なお、iPhone からの出力対応時期については、DPEショップの店頭に置かれて出力依頼のみを受け付ける「オーダーターミナル II」については 2011年07月中旬を目処に、1台で受付から出力までをこなす「プリンチャオEx3」については 2011年07月下旬を目処にネットワーク経由で iPhone出力対応 Firmware がリリースされます。
Firmware を機械に投入後、設置ショップのスタッフが機械に Apple Dock コネクタ USB ケーブル を挿し、iPhone を接続できるようにすることで利用開始となります。