第15回国際電子出版EXPOにおいて、アドビ システムズのブースにて、InDesignの勉強部屋の森 裕司氏による、Adobe InDesign CS5.5 日本語版のEPUB 3.0書き出しにつての製品紹介が行われてました。

Adobe InDesign CS5.5 日本語版では、縦書きのサポート、ルビ、圏点、縦中横の表示が可能になるEPUB 3.0をサポートしていると説明していました。

また、オブジェクトをドラッグして、任意のテキスト中にアンカー付けを行うことで、EPUB書き出しを行う場合、任意の場所に画像の書き出しを行えるようになると説明していました。

オブジェクトをアーティクルパネルに登録することで、EPUB書き出しの順番をコントロールすることが出来ると説明していました。

従来のAdobe InDesignでは、スタイルに日本語を使用していると、EPUB書き出しの際に色々と問題が起きる原因となっていたが、Adobe InDesign CS5.5 日本語版では、段落スタイルや文字スタイルに対して個別にタグやクラスを設定することが可能になり、EPUB書き出し時に問題が無くなったと説明していました。

書き出しの精度も向上し、全角スペースが正しく反映されるようになり、表の再現性や、書き出し時の画像解像度指定や、表紙書き出しの設定など細かく機能が追加されていると説明していました。