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第15回国際電子出版EXPO:クォークジャパン、サーバー版を必要としないアプリ書き出し機能を追加した「QuarkXPress 9.1」を参考展示

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QuarkXPress 9.1

QuarkXPress 9.1

第15回国際電子出版EXPOにおいて、クォークジャパンが、現在、同社のエンタープライズソリューション「Quark Publishing System」のモジュール「App Studio for Quark Publishing System」を導入しないとiPadアプリ化出来ないという敷居の高い状況を見直し、Quark Publishing Systemを経由しないで、iPadアプリの書き出しが行える「App Studio for QuarkXPress」の機能を搭載した「QuarkXPress 9.1」ベータ版のデモ展示を行っていました。

この「QuarkXPress 9.1」では、最初からiPadアプリの新規作成を行う事が可能になり、縦/横画面表示制作時間の短縮する機能がいくつか搭載されているそうです。


EPUB形式でも書き出し出来ますが、リッチコンテンツとしてiPadアプリという形で書き出ししたい場合、別途ライセンス料が発生します。

ですが、サーバー版を必要としない機能が追加されたことで、QuarkのiPad用ビューワアプリ「Quark App Studio Issue Previewer」で表示するファイル形式で配布する場合は、ライセンス料は必要無くなり、汎用のビューワアプリ「Quark App Studio Factory」に入れた形にする場合は、1コンテンツ1アプリ約12,100円から、DRMも含めて、専用ビューワを持ったiPadアプリとして配信したい場合は、1タイトル/1年約29,000円からと大幅にライセンス料金体系が下げられています。

また、クォークのiPadアプリライセンスには、アプリの販売価格に対するロイヤリティが無く、また、ダウンロード数制限もないので、最初にかかるライセンス料以上に料金が発生することはないそうです。


アメリカでは徐々にQuarkXPress 9で制作したiPadアプリが増えてきていますが、日本では、Quark Publishing Systemをリクルート以外採用していないという現状で、このサーバー版がネックになっていると思っていたのですが、夏にリリースされる「QuarkXPress 9.1」によって、ようやくそうしたネックの部分が取り除かれることになりそうです。


関連エントリー:PAGE2011:クォークジャパン「App Studio for Quark Publishing System」を紹介


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