パナソニック「LUMIX G1」をデビューイベントでチェック
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パナソニックが、10月31日から発売を開始する、レンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX G1」を発売に体験できる「LUMIX G1デビュー・イベント」を開催していたので行ってきました。
比較に持ち込んだのは「LUMIX DMC-FZ30」で、「LUMIX DMC-FZ28」の2世代前のモデルです。
標準サイズの「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」を装着した場合は、レンズ長が短いため、とてもコンパクトに感じます。
ズムレンズの「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」を装着すると、FZ30相当の長さになります。
レンズの規格は、オリンパスと共同で策定した「マイクロフォーサーズ」を採用していて、レンズの小型化と、CCDをマイクロフォーサーズに最適に設計したことで、奥行きが非常に短くなっているのが特徴です。
LUMIX DMC-FX37などに装備されている、液晶で被写体を確認しながら撮影設定を変えられるクイックビューメニュー機能や、シーンを自動認識する進んだフルオート撮影機能「おまかせキレイ」などを搭載していることからして、これは、同社のFZシリーズを、レンズ交換型化したコンシュマー向けの新シリーズだと思われます。
クイックリターンミラーが排除されたため、光学ファインダーの変わりに、大型液晶ディスプレイを使って表示するライブビュー機能が、ファインダーにも使用されています。そのライブビューファインダーは、従来のFZシリーズの光学ファインダーは、高さが足りず鼻が当たって使い物になりませんでしたが、このLUMIX G1は、しっかり高さがつけてありました。
FZシリーズには動画撮影機能ありますが、G1には搭載されていません。その理由に関して尋ねると、CCDの小型化を進めるが大変だったため、ビデオバスを確保した動画撮影機能の搭載が間に合わなかったそうです。将来のG1シリーズには、搭載する計画はあるそうですが、次期などは未定だそうです。
LUMIXシリーズの欠点は、光量の少ないアンダーでの撮影を行なった場合、他メーカーの同等機種と比較してノイズが高いという欠点があるのですが、新しく開発したヴィーナスエンジンHDでは、かなり押さえられてるらしいです。
ISO感度は最高1600で、拡張してISO3200まで対応可能(FZ28の拡張感度はISO6400)で、ISO感度を3分の1刻みにする設定も装備しています。
連射は3コマ/秒で、バッファーに貯めるのではなく、直接SDメモリーに書き込む仕様だそうです。
センサーのノンダストシステムは、電源オン時と、レンズを交換する際の装着の度に動作するようになっているそうです。
レンズラインナップとしては、2009年春頃を目安に、望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-140mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S. HD」、広角ズームレンズ「LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0」、単焦点レンズ「LUMIX G VARIO 20mm/F1.7」を発売する予定だそうです。
従来のLUMIXユーザーからしてみると、開放絞り値F2.8(ワイド端)〜F4.4(テレ端)といった明るいレンズに魅力を感じていた人には、ちょっと残念な気もします。