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タイムアウト東京「NeXT tribute to Steve Jobs」を開催

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NeXT tribute to Steve Jobs

NeXT tribute to Steve Jobs

タイムアウト東京が、2011年10月30日にLIQUIDROOMにて、スティーブ・ジョブズ氏のトリビュートイベント「NeXT tribute to Steve Jobs」を開催してました。

司会進行は、津田大介氏によって行われ、ウォルター・アイザックソン著の「スティーブ・ジョブズ」の翻訳者、井口耕二氏、ジャーナリストの林信行氏、ITジャーナリストの松村太郎氏、インターネットの黎明期から活躍しているプログラマ竹中直純氏というメンバーでトークショーが行われました。


井口耕二氏

井口耕二氏

井口氏は自己紹介の中で、このメンバーの中で一番Apple製品を使っていないかもしれないと話し、アウトドアが趣味なのでソフトバンクモバイルのiPhoneだと繋がらない事が多く、KDDI版が出たので買おうかなっと思っていると話してました。

今回の翻訳は、東洋経済新報社の「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」、ダイヤモンド社の「アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝」の翻訳を手掛け、講談社が翻訳者をリストアップしていた中で一番有力候補として上がっていたそうで、井口氏自身も翻訳者としてアピールしていたことで翻訳する事になったそうです。

11月1日に発売される「スティーブ・ジョブズ II」の製本が上がってきて、今日講談社から渡されたばかりだと書籍を紹介していました。


林信行氏

林信行氏

林氏は、Steve Jobs氏は、7週間で倒産してしまうような状態だったAppleに復帰し、iPodで音楽の楽しみ方を変えて、更に世界を変えてしまったデジタルデバイスとしてiPhoneが登場させたと那話し、テクノロジーだけなら日本でも作れたかもしれないが、テクノロジーだけではだめで、生活の中に溶け込んでしまうような部分を加えることが必要で、そういった革新的なものを分かりやすく突き詰めることを追い求め続けていたと思うと話してました。


竹中直純氏

竹中直純氏

竹中氏は、2001年11月25日に最初のiPodをビックカメラで買ったときは、並んでiPodを買う状況でもなく話題にもなっていなかったと話し、当時CD音源をパソコンに取り込み圧縮してHDに入れて聞いている人というだけで取材を受けた。当時は、それほど珍しい状況だったと話してました。


松村太郎氏

松村太郎氏

松村氏は、2001年にiPod 2001、iMac (Early 2001)を発表したとき「Rip. Mix. Burn」をスローガンに掲げたが、今は「Mix」だけしか残っていないと話し、当時は、好きな曲をまとめる方法として、MDを使っていたが、iTunesのプレリストによって簡単に作成出来ることにはまったと話してました。


津田大介氏

津田大介氏

林氏は、最初にiPodが発表した時のSpecial イベントで取材した時に、Steve Jobs氏はWidows版を出さないと言っていたが、Appleは発売した後にどうすべきかについて顧客の意見を聞くことが多いと話してました。また、津田氏は、初代iPhoneの発表を行った基調講演「Macworld San Francisco 2007 Keynote Addressicon」(Podcast)で、iPhoneを発表する場面が一番凄いプレゼンテーションだったように思うと語っていました。


このトークショーに、佐野元春氏からApp Storeに関して「今、子供達が大量にアプリをダウンロードしている。iPhoneアプリでは、個人攻撃、暴力、エロを扱ったアプリを承認しない。子供達を守るJobsは尊敬出来る。」というサプライズコメントが寄せられたと紹介していました。

林氏は、今後のAppleに関しては、2011年10月19日に行われた「A celebration of Steve's life.」の中で、Tim Cook CEOが、Steve Jobs氏の言葉として「俺がいたらどう考えるか?ということを問うな」という言葉を残したというエピソードを紹介し、Appleは提案したものをいずれ過去の異物として否定する必要があり、それをSteve Jobs氏も分かっていたということからも安心出来るんじゃないかと話してました。


会場の2階には、LisaやNeXTcube、Macintosh Pulsなどが展示されていました。



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