page2012:モリサワ、Yahoo! JAPANが春に採用することを発表した電子雑誌ソリューション「MCMagazine」や、Webフォントサービス「TypeSqare」などを展示
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page2012において、モリサワが、電子雑誌ソリューション「MCMagazine」の展示を行っていました。
第15回国際電子出版EXPOでは参考展示でしたが、今回は正式出荷版の展示となり、App Storeで「MCMagazine Viewer」の提供も開始されています。
iPad電子書籍コンテンツ制作の場合、縦/横デザイン制作が必要になりますが、MCMagazine Viewerの場合は、縦表示の場合「片開き」、横表示の場合「両開き」表示になるため、制作面での作業負担が少ないというのも特徴だと思います。
今回は、Adobe InDesignで組版されたデータを元に制作するオーサリングツール「MCMagazine Maker」の詳しい説明も行われていました。ただし、これは、Windows版しか用意されないそうです。
コンテンツに埋め込み出来るフォントは9書体で、デフォルトで埋め込まれる「リュウミンL」に加えて、2書体を選択することが出来ます。
なお、page2012の基調講演「Google・Yahoo! JAPAN・TSUTAYAの考える電子書籍世界戦略・国内戦略」において、Yahoo! JAPANが春から導入することを明らかにしていました。
また、今回正式発表されたWebフォントサービス「TypeSqare」は、モリサワ書体のうち、かなフォントなどの特殊フォントを除く154書体を利用することができるそうです。
専用htmlタグを挿入しスタイルでフォントを指定するだけで、サブセット化されたフォントが配信されるため、データサイズの増大を心配する必要が無いのが特徴だそうです。
メリットとしては、iOSデバイスなど、システムフォント以外を利用してのWebデザイン制作が出来ない場合でも、多彩なフォント表現を可能にしているのもポイントだと思います。
料金は、ページビュー数によって異なりますが、このPV数からロボットクロール数もカウントに含まれるのか?質問したところ、現在対応を検討中だそうです。
なお、2012年2月22日のサービス開始時から、2012年12月31日までは0円で利用出来るキャンペーンを行うそうです。