第3回スマートデバイスACADEMIA:デジタルハリウッド株式会社「iPadクラス」実証実験結果を説明
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第3回 スマートデバイスACADEMIAにおいて、デジタルハリウッドの廣瀬融人氏が、昨年1月からiPadを使った授業を始めたそうで、その導入事例を紹介していました。
専門学校教育において、ソフト操作や専門ツールの学習に時間がかかり、クリエイティブを学ぶ本来の目的のための時間が減ってきてしまったという問題が起こっていて、教科書の制作面でもチムリー制を求められる状況に対応出来ないといった課題があると説明していました。
1人1台のiPadと講師PCが表示されているディスプレイを導入し、実証実験を行ってみたところ、講師画面をiPadで表示した場合、画面が小さいということがわかり、iPadを履修復習学習のための端末として使用する学習方法を採用したそうです。
学生のパソコンの所有率が上がり、光インターネット、Wi-Fiなどの普及により、iPadを導入することにし、また「電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会」を立ち上げ、情報の共有を開始したそうです。
教材はiPad Apps for PDFを使い、PDFベースの電子書籍アプリを配布していると説明していました。
動画教材は「Web LMS for VIdeo」を使用して、iPadでも見られるようにしたり、「Web LMS for iPad」によって、学習管理システムを使い、学生へのアンケートなども行っていると説明していました。
結果として通常の授業よりも予習復習を実施した時間が約2倍になったと説明し、通常テキストに加え電子テキストや映像教材の使用度も高かったと説明していました。
iPadのテキストを利用した生徒の85%が理解出来たと回答したそうで、学習時間が長い分、当然テスト結果も良かったと説明していました。
今まであった課題が解消出来るようになったと説明していました。
ただ、問題が無かったわけではなく、端末負担をどうするのか?教材の配布する方法をどうするのか?など、新たな問題点もわかり、実際に授業導入までには至っていないと説明していました。