第3回スマートデバイスACADEMIA:中京学院大学看護学部看護学科「新たな看護技術教育の始まり」iPad導入事例紹介
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
第3回 スマートデバイスACADEMIAにおいて、中京学院大学看護学部看護学科の古田雅俊助教授による「新たな看護技術教育の始まり」と題したiPad導入事例紹介が行われました。
看護教育の現状として、目標は「看護師国家試験」を目標として、必修問題80%以上かつ、一般問題・状況設定問題65%以上で合格し、合格率91.8%と極めて高いと紹介していました。
新卒看護職員離職率は8.1%で、毎年4000人以上の看護師が卒業後1年で病院を退職してしまい、教育学習と現場で求められる実践能力とに差異があることが上げられると説明していました。
卒業時点で最低約6割程度、看護技術は全く出来ないのが現状で、自信喪失による離職に結びついていると説明していました。
限られた時間の中で学ぶべき知識が多く知識学習が十分ではないく、演習担当の教員数が少ないため、学生のフォローが十分出来ないといった課題があると説明していました。
インターネットが無くても繰り返し学習が可能で、省スペースで低コストで導入することが出来るというため、iPadを活用したと話していました。
具体的にはベッドメイキング技術に関する講義の補助教材として導入し、iBooksを使った電子書籍を用いたそうです。
ポイント毎に動画を編集し、ポイント毎になった動画の説明を補うための解説文を加えたそうです。
iPadを見ながら小チームでベッドメイキング演習を行えるため、効率がとても良くなったと紹介していました。
生徒の反応も凄く良かったそうです。
今後の展開として、カメラ機能を活用して、自分の看護技術の評価を行ったり、eラーニングを介した他者評価もやってみたいと説明していました。