アドビ システムズ「Adobe Creative Cloud 発表イベント 第2部」レポート
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アドビ システムズが、2012年4月24日に品川ステラボールにて「Adobe Creative Cloud 発表イベント」を開催しました。
冒頭、アドビ システムズのマーケティング本部シニアディレクター木ノ本尚道氏が挨拶を行い、続いてアドビ システムズの岩本 崇氏、名久井舞子さんが、Adobe Illustrator CS6の紹介を行いました。
ユーザーインターフェイスが変わり、64bitに対応し、ドロップシャドウ処理の時間が大幅に短縮されたことなどを紹介しました。
また、線に対してグラデーションを割り当てることが出来るようになり、この機能を使った場合でも印刷時には問題が無いと説明しました。
続いてAdobe InDesign CS6の紹介を行い、代替レイアウト作成機能では、縦レイアウトを横レイアウトに自動編集してくれると紹介しました。これは、リキッドレイアウト機能で調整することが出来るそうです。
次にAdobe Museは、デザイナーのためのWebサイト制作ツールで、いつくつかのステップに沿って作業を進めるだけで制作を行う事ができ、Adobe Business Catalystにアップロードして、直ぐにWeb公開することも可能だと説明しました。
このWebサービスでは、サイト解析サービスも提供されるそうです。なお、最初は英語版として提供されますが、夏には日本語版が提供されるそうです。
アドビ システムズの古田正剛氏、鈴木依子さんが、Adobe Premiere Pro CS6の紹介を行い、Adobe Mercury プレイバックエンジンが強化され、エフェクト再生させながら編集作業が行えるようになったと紹介しました。
また、従来4つのカメラを同時に再生しながら切り替えを行えたが、今回のバージョンでは25カメラをリアルタイムに切り替える事が可能になったと紹介しました。
Adobe After Effects CS6は、3D表現力が大幅に強化され、映像素材に対して簡単に3Dカメラトラックを追加することが出来るようになったと紹介しました。
またレイトレース3Dレンダラーが搭載され、反射表現や形状変更による立体的な3D表現が行えるようになったそうです。
グローバルパフォーマンスキャッシュという新しい機能が追加され、RAMプレビューの編集後の再表示時間が効率化されるようになっていると紹介しました。
Adobe Audition CS6は、スピーチの自動同調機能が追加され、元の音声波形を元に追加したアフレコ音声を同調させることが可能になり、アフレコ編集がしやすくなったと紹介しました。
次に、アドビ システムズの轟啓介氏、名久井舞子さんがWebツールの紹介を行いました。Adobe Fireworks CS6では、選択されているオブジェクトからCSS表現を自動的に追加抽出することが出来るようになったと紹介しました。
Adobe Dreamweaver CS6では、PCの画面環境や、スマートデバイスなどの画面サイズに適応する「レスポンシブWebデザイン」の制作も行う事が出来る「可変グリッドレイアウト」が追加されたと紹介しました。
Adobe Edgeは、HTML5、CSS3、jQueryなどを使用してアニメーションツールを制作することが出来るツールで、既存のHTMLファイルを読み込んで作業を行う事が出来ると紹介しました。
元のHTMLファイルには1行のコードが追加されるだけで、その他は別の場所に展開されるため、ソースが煩雑になることはないと説明していました。
Adobe Flash Professional CS6は、スプライトシートの書き出しや、HTML5ファイルのセット書き出しも行えると紹介しました。これまでのようなAdobe Flash PlayerやAdobe AIR以外でもインタラクティブコンテンツ制作が行えるようになったそうです。
最後に、アドビ システムズの栃谷宗央氏、鈴木依子さんが、Adobe Photoshop CS6の紹介を行いました。Adobe Mercury Graphics Engine を新搭載したことで、大幅なパフォーマンスの向上が実現されていると紹介し、実際にゆがみツールフィルタを適用してのパフォーマンスの違いをデモで紹介しました。
新しい機能として「コンテンツに応じたパッチ」と「コンテンツに応じた移動ツール」の紹介を行いました。
コンテンツに応じたパッチの場合は、選択するテクスチャー部分を任意に指定することが出来るようになっていると紹介しました。
コンテンツに応じた移動ツールは、選択範囲を別の場所に移動し、元の場所をきれに馴染ませて消すことが出来ると紹介しました。
動画機能も強化され、複数クリップをグループにまとめて、連続した動画として配置されると紹介しました。また、不要部分の削除も簡単に行えるようになり、オーディオトラックの追加も行う事が出来るようにもなったと紹介しました。
3D機能も強化され、Adobe Mercury グラフィックスエンジン for 3Dにより、大幅にレンダリング速度が向上し、ストレスなく作業が行えるようになっていると紹介しました。