全日本空輸のANAラウンジ内デジタルコンテンツサービス「ANA LOUNGE Digital Service」を試す
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
全日本空輸が、2012年9月10日から、伊丹空港(大阪国際空港)のプレミアムメンバー向け空港ラウンジにてサービス提供を開始した電子書籍レンタルサービス「ANA LOUNGE Digital Service」を試してみました。
なお、ビューアーアプリは、iOS端末、Android端末、Windows PCに対応していますが、Macには対応していません。
ANAプレミアムメンバーだけが利用出来る空港ラウンジに入場した後に、ラウンジ内に飛んでいる「ANA」というSSID のWiFiに接続をする事でサービスが始まります。
なお、ラウンジ改修前は ラウンジ外にもWiFi電波がリークしていましたが、ラウンジの改修によって電波がリークしなくなり、ラウンジ外では利用不可となっています。
「ANA」というWiFi に接続すると、最初に Webブラウザにて名前とメールアドレスの登録を求められ、その登録を完了すると ネットワークが利用可能になると共に「ANA LOUNGE Digital Service」が開始されます。
「ANA LOUNGE Digital Service」の最初は、搭乗するフライトNo・性別・歳代の入力を求められます。フライトNoの記載方法としては航空会社の識別コードのうち3桁コードでの入力を求められ、2桁コードではエラーになってしまうのは少し不便です。
情報の登録が済むと、電子書籍の選択画面へ。
現時点では「Guide」「Magazine」「Japan Style」「News」「Finance」「ANA」の6分野が設定されており、この分野を選択してから書籍の選択へ進みます。書籍の選択画面には書籍の概要と共に「このコンテンツを読む」というダウンロードのボタンが表示されます。
ダウンロードを選択すると、iPhone/iPadアプリ「ANA LOUNGE eBook Viewer」という専用ビュアーを介してダウンロードが行なわれ、書籍が読めるようになります。
このビュアーでは多くのコンテンツに設定された「ダウンロード後 3時間」という読書時間を管理すると共に、スクリーンキャプチャの撮影の禁止などが処理されています。
ただ、ダウンロード可能な書籍は、市販されている書籍をスキャニングして作られた画像のような品質であり、ベクターデータにもなっていないので、拡大するとジャギーが激しく発生して可読性を著しく低下します。
ラウンジ・機内での書籍貸し出しをデジタル化する事をいち早く開始した事は評価できますが、使い勝手や表示品質などについて、もう少し検討が有っても良かったように思えます。