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InterBEE 2008:来春、池上通信機のGFシリーズがFinal Cut Proへ対応

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池上通信機が、東芝と共同開発した「GFシリーズ」のFinal Cut Pro対応を来春を目処に行なうと発表していました。

GFシリーズのコンセプトとして「データストレージの『GF PAK』に記録されたデータを直接編集する」というものが有りますが、これは Final Cut Pro のコンセプトとは相容れないために、Final Cut Pro の場合には GF PAK を USB経由で Mac OS X マシンと接続した上で、GF PAK に記録されたデータを一度 Mac OS に取り込んでから編集を行うというワークフローになります。

 取り込まれた MPEG-2 LongGOP 50Mbps の GF PAK データは、池上が準備する専用の変換アプリによって映像データ自体は変更せずにファイルフォーマットを XDCAM HD - 50Mbps に変更。Final Cut Pro では、この XDCAM HD に変換されたデータを直接編集することになります。

 専用変換アプリで映像のコンテナフォーマットを変換するのに要する時間は単純にファイル転送した場合と比較して 約15% の追加処理時間が必要になるものの、映像実時間の 60%程度で転送が完了することになる見通しとのことでした。

この専用変換アプリは「NAB 2009 前後に、『これぐらいであれば納得出来る』という程度の価格で販売する予定」です。

 なお、Final Cut Pro での映像編集完了後に、編集完了データを "GF PAK" へ書き戻すことはサポートされない予定です。


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