エプソンのインクジェット複合機「Colorio EP-805AWレビュー：セットアップからiPadでの最初の印刷まで」（１／４）

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Colorio EP-805AW

エプソン販売からインクジェット複合機「Colorio EP-805AW」が届いたので４回にわたってレビューをします。前半ではパソコンがなくiPhone、iPadだけしか持っていない人を前提にレビューをするので、MacやWindowsパソコンには一切つなぎません。

超高速かつ超きれいな両面印刷ができ、標準で無線LAN機能を内蔵し、iPhone/iPadから特別なアプリをインストールすることなく、直接印刷できるほか、ハードディスクをNAS（ネットワークディスク）に変えてしまう機能などを備えたスグレモノです。

製品の箱はご覧の通りの正方形で、ちょっとだけアップル製品のようです。

中を開けるとビニール袋と15カ所ほどを止めた青いガムテープ、そして固定用の発泡スチロールに収められた本体が姿を現します。

本体は、箱を見ると大きそうですが、実際は見た目よりもかなりコンパクトで、15インチのMacBook Proを置くくらいのスペースに置けてしまいます。ただし、２回目で紹介しますが、手前には空きスペースが必要です。

セットアップは非常に簡単で本体を発泡スチロールと袋から出した後、前、横、後ろについているガムテープをはずし、付属の電源ケーブルをコンセントにさすだけ。後は上蓋を開けて６色のインクカートリッジを差し込めばハード的なセットアップは完了です。

開封してセットアップした後、出たゴミを見たら、驚くほど少なかったので、少し感心しました。

ちなみにインクカートリッジはかなり小型になっていますが、これも好印象。印刷頻度が低い私のような人は、大型のインクカートリッジだと、下手をすると１年くらいも前のカートリッジが本体にささりっぱなしになっていて、中でインクが凝固していそうで不安ですが、これくらいのサイズなら、それほど古くなる前にすべてのカートリッジが新しくなるはずです。

このサイズのカートリッジで黒インクがどれくらい持つのかわかりませんが、カートリッジは常に各色１〜２個のストックは揃えておきたいところ。ちなみにインクカートリッジは「IC6CL70」または増量タイプの「IC6CL70L」というもので、Amazonでの値段は3082円〜4813円でAmazonプライムでの発送対象になっています。

インクカートリッジは蓋を外してから本体に装填しますが、この時、指にインクがつかないように注意！

本体をセットアップ後、インクのクリーニングなどで７分ほど待ち、タッチパネルの操作で無線LANアクセスポイントの設定をすれば、ほぼ準備完了です。

なお、タッチパネルでの文字入力は携帯電話同様のテンキー方式なので、長いパスワードや記号をたくさん使っているパスワードでは苦労をしそうです（とはいえ、１回きりのことですが）。

無線LANのセットアップ後、画面に普通紙を入れてくれという指示が表示されたので挿入するとIPアドレスなどが印刷されて出てきました。

この状態で、既に同じ無線LANに接続してあるiPadでMailやPagesを起動し、共有メニューから「プリント」を選ぶと、同製品の名前が表示されます。ここでプリンターを選んで「印刷」ボタンをタップすれば、印刷ができます。

実際、Pagesで最初の印刷をしてみたところ30秒とかからずに、普通紙であるにもかかわらずかなりきれいな印刷が出てきてビックリしました。

なお、どうも私のPagesのサンプルは英語仕様でA4版ではなく、レターサイズのサンプルが入っていたようなのですが、それを印刷しようとしたところ、画面に「紙のサイズが違うがトレイに入っている紙サイズに合わせて印刷しましょうか？」といったボタンが表示され、便利だな、と思いました。