シックス・アパート「5周年イベント」レポート
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シックス・アパートが、明治記念館 富士の間にて、日本法人設立5周年を記念した「シックス・アパート日本法人設立5周年 / ブログ5年の軌跡」を開催したので行ってきました。
会場には、招待された業界関係者、プレス関係者、ブログ関係者など約400名が集まってました。
トークショー「Six Apart日本法人5年を振り返る」として、日本のベンチャーキャピタリストで、同社の会長伊藤穰一氏、同社社長の関信浩氏、常務執行役員の古賀早氏の3人による、シックス・アパート創立裏話みたいな内容が語られました。
当時、日経BPの事業開発担当だった関さんは、伊藤さんに日本法人の社長をしないかと話を持ちかけられたそうで、ニフティが同社の「Type Pad」を採用した「ココログ」を始めたのに合わせ、2003年12月の日本法人を立ち上げたそうです。
創業時は、窓も無い事務所から始まったそうで、今は、窓があるオフィスに引っ越し、世界が明るくなったと感じたらしいです。
2004年に「Movable Type」の3.0を日本語化したパッケージ版を販売することになり、どうやって売ったらわからなかった関社長は、古賀氏を雇い入れることにしたそうです。
古賀氏は、CD-ROMにMovable Type 3.0 日本版を収録し、パッケージ化して販売することを決めたそうですが、最初のデータが、たった1.5MBしかなく、これをCD-ROMに納めて売る事にビックリしたそうです。
また、セールキャッチフレーズとして「ブログツーツのム−バブルタイプ」の「の」字が、ひらがななのかカタカナなのか問い合わせられるほど、全ての言葉が未知だったとエピソードとして話してました。
ブログの将来について、伊藤氏は、アメリカ、中東、ヨーロッパでは、メディアとしての地位が高いのに対して、日本では「日記」というイメージが高く、まだまだメディアとしての地位が確率されているとは思えないとし、アメリカでは、パブリッシンングの衰退によって、記者が溢れる状況が生まれ、そうした記者達の発信の場として、大いに活用してもらうといった取組みを、日本でもムーブメントとして起きれば変わるかもしれないとコメントしていました。